9月28日(火)8時15分配信 毎日新聞

 厚生労働省研究班(研究代表者、前原正明・防衛医科大教授)は27日、傷口の抜糸やエックス線撮影の実施判断など一部の医療行為については「看護師が実施できる」と考える医師や看護師が過半数に上ると発表した。初の大規模な看護業務実態調査で分かった。

 一般の看護師より高度な医療行為を行う特定看護師(仮称)の導入を検討する厚労省ワーキンググループ(WG)の会合で発表された。WGは結果を踏まえ、12月をめどに看護師ができる医療行為の範囲を取りまとめる。

 調査は7~9月、全国の医師と看護師計約4万8000人を対象に約200の医療行為について調査し、8104人から回答を得た(回答率約17%)。

 調査結果によると、傷口の抜糸などの一部の医療行為について「看護師が実施している」との回答は1~3%で、ほとんどの看護師は実施していなかった。今後「看護師が実施可能」との回答は、抜糸については医師は67%、看護師は53%に上り、エックス線撮影についても医師56%、看護師53%が同様の回答をした。【佐々木洋】

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9月23日(木)10時52分配信 毎日新聞

 県医療労働組合連合会(伊藤さおり執行委員長)は、県内の看護職員の労働実態調査をまとめ、看護師の8割が慢性疲労に陥っていることが分かった。同労連は「看護職員の大幅増員と、長時間夜勤や残業などを規制するなどの法的な改善措置が必要」と指摘。24日には、看護職員の増員要請や離職防止などの措置を求めた要望書を県に提出する。
 調査は看護師などの労働条件の改善を目的に5年に1度実施し、今回は997人から回答を得た。
 それによると、疲れの回復具合について尋ねたところ、▽「疲れが翌日に残ることが多い」(53・7%)▽「休日でも回復せず、いつも疲れている」(24・3%)--と答えるなど看護師の8割近くがいわゆる「慢性疲労」だった。また、健康状態については▽「不安」(52・3%)▽「大変不安」(16%)▽「病気がちで健康と言えない」(3・4%)--で、7割が健康に不安を抱えていた。
 また、2交代あるいは3交代で勤務する看護師の勤務間隔については「6時間未満」(34%)、「4時間未満」(16・3%)で、疲れが回復しない大きな原因となっているとみている。
 調査結果について、同労連は「人員不足が最大の要因で、その結果として過重労働になるざるを得ない」と分析。「こうした現状に歯止めがかからないのも深刻で、この悪循環を断ち切るためには約55万人いるとされる潜在看護師を復帰させるなど看護師の増員や勤務間隔に規制が必要だ」と話している。

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