11月4日(木)9時29分配信 京都新聞

 滋賀県が初めて募集した「看護師さんへの感謝のラブレター」の受賞8作品が決まった。娘が重い病を患った母親への励ましや、病気に向き合おうとする患者の気持ちを支えた一言など、看護師と患者、家族との温かい気持ちのやりとりがメッセージにつづられている。
■病と向き合う「宝物」
 ラブレター募集は、看護師のイメージアップによる人員確保などを目的に県が実施。400字以内で募り、受賞8作品は最優秀賞1点、優秀賞2点、入賞5点。応募総数165点で、最高齢が92歳、最年少は5歳だった。
 最優秀賞の長浜市の主婦服部梓さん(29)は、娘が重い病を患ったことで泣いていると、担当看護師から「お母さん、泣くときはわたしの前でね。赤ちゃんの前では笑顔よ」と語り掛けられた時のことを振り返った。「幸せにしてくれると、あなたを選んで生まれてきた」と言われたことで、「娘の病と向き合うことができた。あの言葉は今でもわたしの宝物」と結んだ。
 優秀賞では、医療行為が必要なため学校内で看護師が付き添う、大津市の小学6年泉リコさん(11)が日ごろの感謝を込め、「卒業までそばで見守っていてね」とつづった。今年6月から白血病で入院中の彦根市の高校3年西尾沙梧さん(17)も、看護師の言葉に励まされたといい、「つらくてもその後たくさんの喜びがある、前を向いて生きようと思うようになった」と決意したと書いた。
 入賞作には入院中の心細い気持ちを温かく励まされた経験から、看護師を目指すとのメッセージもあった。
 受賞作品をモチーフに、滋賀を中心に活躍するシンガー・ソングライター佐合井マリ子さんが曲を作る。12月25日の表彰式に合わせて発表する。

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11月2日(火)12時31分配信 毎日新聞

 ◇人員不足解消図る

 山形大医学部は、結婚や出産などで看護師を離職した「潜在看護師」の復職を支援しようと、給与を支払いながら実務トレーニングをする新たな研修制度「看護師リフレッシュ研修」を始める。看護師不足を解消するのが狙いだが、研修後の就職は義務付けていない。厚生労働省医政局看護課によると「就職を前提とせずに大学が看護師の復職を有給で支援するのは全国的に珍しい」と話している。1日から募集を始めた。
 山大病院が非常勤の看護師として受け入れる。大学側が時給約1500円を支払い、看護師側に研修費用の負担はない。個人の技量に応じて研修内容や期間を設定。大学病院の看護師が現場の各診療科で、マンツーマンで指導する。研修後は、県看護協会を通じて就職先の相談にも乗る。
 県が昨年6月に医療機関に実施した調査で、望ましい看護師数に対し1018人が不足しているとの結果が出るなど、看護師は不足している。一方、県看護協会によると、潜在看護師は全国で約65万人(06年調査)に上るとされる。山下英俊医学部長は「元々経験のある方々なので、経済的な心配をせずに研修を受け、自信を取り戻し現場に復帰してもらいたい」と述べた。
 また、山大医学部は併せて「高度医療人研修センター」を開設。専門医の資格取得を目指す県内の医師を、研修期間中は同病院で非常勤の医師として受け入れ、日当1万1245円を払いながら研修を行う。医師側には、勤め先の医療機関を退職せず、高度な研修を受けて技術を高められるメリットがある。
 山下医学部長は「地域の病院と大学が医師を奪い合うのではなく、互いに高め合う循環型医療を目指したい。それが、今後の山形の医療技術を高めることになるだろう」と話した。【林奈緒美】

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11月1日(月)12時34分配信 医療介護CBニュース

 文部科学省はこのほど、高度な知識・技術を持つがん専門の医師や看護師などの育成を図る大学の取り組みに対し、補助金による支援などを行う「がんプロフェッショナル養成プラン」において、各大学が策定したプログラムの実施状況などに対する中間評価を発表した。プランへの参加申請があった22件のプログラムの中から、がんの専門家や有識者らで構成する「がんプロフェッショナル養成プラン推進委員会」が、内科や外科、放射線科などの関連診療科が横断的に参加しているかなどの観点から18件のプログラムを選定。このうち、過半数の10件が最高のA評価だった。

 「がんプロフェッショナル養成プラン」は、がんを横断的に診療できる医療従事者の育成を図り、治癒率や患者の生活の質(QOL)の向上を目指すことなどが目的。2007年度にスタートし、来年度まで行う方針だ。
 07年度に各大学が策定した5か年のプログラムの進ちょく状況や実施体制などを評価するため、08年度までの実施状況などを今回、「がんプロフェッショナル養成プラン推進委員会」が中間的に評価した。

 評価は、Aが「当初計画は順調に実施されており、現行の努力を継続することによって目的達成が可能と判断される」、Bが「当初計画通りに取り組みは実施されているものの、計画達成のためには、これまで以上の努力が必要と判断される」、Cが「当初計画を達成するには、助言などを考慮し、更なる一層の努力が必要とされる」で、以下、D、Eの5段階評価。

 その結果、A評価だったのは札幌医科大、東北大、千葉大、東大、北里大、名大、阪大、近畿大、岡山大、九大の10大学(主担当大学)のプログラムだった。
 B評価は群馬大、順天堂大、金沢大、京大の4大学、C評価は秋田大、自治医科大、東京医科歯科大、鳥取大の4大学で、D評価とE評価はなかった。

 同省では、「各プログラム共に、教育体制の整備や地域医療機関の連携体制の構築が進められ、がん医療に専門的に携わる医療従事者の育成が着実に図られている」としている。

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