甲斐国府跡(山梨県笛吹市) | 三日月の館

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甲斐国府の場所は特定されていない。

候補地は笛吹川周辺に数ヶ所ある。

 

1.春日居町国府地区

まず、JR中央本線石和温泉駅から。

東へ進んで行くと、

国府地区がある。

ガイドマップ。

春は桜がきれいな温泉郷。

進むと甲斐国総社と言われる甲斐奈神社がある。

 

所在地  山梨県笛吹市春日居町国府361

主祭神  彦火火出見尊・大己貴命

創建    不詳

 

境内の桜は立身出世桜と名付けられている。

一度は洪水で流された社標。

鳥居。

手水舎。

鳥居から境内を見渡す。

由緒書。

右の狛犬。

左の狛犬。

立石。

拝殿。

本殿。

社殿南側の境内社。

社殿北側の境内社。

甲斐奈神社の北に大中院。

元は国府の東北の地にあったと云う。

ここから北東に進む。

高倉宮。

名が気になる。

甲斐奈神社の境外摂社でこの付近に国府があったとも。

高倉宮の北へ進む。

いきなり、

うぉー出た!

と思ったら、作り物でした。

道祖神の所を東へ。

この辺りが池ノ尻地区。

説明板。

発掘状況。

池ノ尻地区を振り返る。

さらに北側の寺本公民館の辺り。

この道は寺本廃寺の築地塀の南端だった所。

寺本廃寺の南に国府があったのかな?

説明板。

復元模型。

南門跡から境内を見渡す。

南門跡を西から見る。

中門跡を西から見る。

講堂跡から金堂跡を見る。

講堂から金堂まで回廊が廻っていた。

講堂跡。

講堂跡の北側に山王神社が鎮座。

境内に説明板。

遺跡全体図を拡大。

航空写真で。

寺本村絵図。

塔跡。

説明板。

模型で。

山王神社の西側が僧房跡。

山王神社の北に笛吹市春日郷土館がある。

ここに寺本廃寺の模型や、

出土品が展示されています。

この辺りが初期の国府があったのではと言われている。

 

2.一宮町国分・東原地区

甲斐国分尼寺跡から国道20号線を渡る。

東原の浪人のマツ。

大松園のいう名だけしか残っていないのかな?

ファミリーマートの裏に甲斐国総社と言われる甲斐奈神社がある。

 

所在地  山梨県笛吹市一宮町橋立84

主祭神  国常立尊・高皇産霊尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊

創建    不詳

 

鳥居。

鳥居から境内を見る。

説明板。

神門。

神門から境内を見る。

西側に社務所。

脇に授与所。

東側に神楽殿。

社殿。

東側に林部天神社。

その東側に境内末社。

大神宮・疱瘡神・稲荷社・山神社・文殊稲荷社。

本殿背後に昭和28年に枯死してしまった橋立大杉跡。

境内にはもう一つ稲荷社がある。

東側参道。

神社全体を土塁で囲んだ筑前原塁跡が残っている。

戦国時代には砦として機能していたようだ。

最後に御朱印。

春日居町国府地区から国府が一時期移転したとの説がある。

付近には、国分寺、国分尼寺、一宮がある甲斐の中心地でした。

 

3.御坂町国衙地区

金川を渡る。

まずは山梨県立博物館で情報収集。

ここから南へ登って行くと国衙地区がある。

最寄りのバス停は下井上。

立派な長屋門。

ここから北へ進んだ所に説明板が建っています。

説明板。

周辺図。

ここは南辺のようです。

国衙推定範囲の中心へ進んで行く。

特に何もありません。

中心には国衙跡の石碑が建っています。

石碑の裏面。

西へ進む。

この辺りに大門があったのかな?

ここから南へ進むと一周します。

付近に総社はありませんが、南に美和神社(二の宮)がある。

北東に進んで九品寺へ。

本堂。

境内の桜がきれいでした。

説明板によると国衙に結びつくらしいが、どう結びつくのか不明。

一説によると、平安時代にここへ移転したらしい。

甲斐奈神社は甲府にもある。

甲府は甲斐国の府中のことですし、ここにあったとの説も。

今後の調査が待たれる甲斐国府でした。