宝塔寺 その1(京都市伏見区) | 三日月の館

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所在地  京都市伏見区深草宝塔寺山町32
山号   深草山
宗派   日蓮宗
本尊   三宝尊
創建   延慶年間(1308~1311)
開基   日像

 

藤原基経が発願した極楽寺を前身とする寺です。

 

【宝塔寺】

深草山と号する日蓮宗の寺院である。
寺伝によれば、藤原基経か発願し、昌泰2年(899)に藤原時平が大成した極楽寺に始まるといわれる。
当初は真言宗であったが、徳治2年(1307)に住持の良桂が日蓮の法孫・日像に帰依して、日蓮宗に改めた。
また、日像が京都に通じる7つの街道の入ロに建てた法華題目の石塔婆の一つが、当寺の日像廟所に奉祀されたことにちなみ、寺名を宝塔寺と改称したとされる。
本堂(重要文化財)は、江戸初期の1608年の創建で、本尊の十界曼荼羅、釈迦如来立像、その左右に日蓮・日像の像が祀られている。
行基葺の多宝塔は永享10年(1438)以前に建立されたもので、室町時代中期建立の四脚門(総門)とともに、重要文化財に指定されている。
境内には、肺病治療の名医で、肺病平癒の信仰を集める宗有とその妻妙正の墓があり、夫婦塚と呼ばれている。
また、本堂背後の七面山には、寛文6年(1666)に勧請された七福吉祥の七面大明神を祀る七面宮があり、そこからの眺めは素晴らしい。

京都市

 

宝塔寺は、JR稲荷駅から徒歩約10分の所にあります。

境内略図。

総門前に極楽寺の伽藍石。

付近には極楽寺の町名も残る。

伽藍石の奥に極楽寺開創1100年記念の像。

源氏物語33帖「藤裏葉」帖に極楽寺が登場していることに因む。

総門(四脚門)。
室町中期創建で、国の重要文化財。

総門から参道を見る。

北側に塔頭大雲寺(西之大坊)。
天文5年(1536)建立。

山門を潜ると西側に七面大明神。

中門。

「西之大坊」の扁額が掛かる本堂。
手前に日像菩薩像が建つ。

本堂西側に位牌堂。

境内には伏見城にあった虎石があるらしいが見れないので、参道へ戻る。
南側に塔頭圓妙院。
慶長2年(1597)建立。

境内の様子。

圓妙院の北側、大雲寺の東側に塔頭直勝寺。
慶安4年(1648)創建。

境内の様子。

直勝寺の東隣に荼毘処。

日像上人が火葬された所と云う。

荼毘処の南側、圓妙院の東隣に塔頭霊光寺。

天正13年(1585)再建。

境内の様子。
日審上人の廟所がある。

階段を登って行く。

城郭のような塀と紅葉。

塀は、塔頭慈雲院。
明暦3年(1657)創建。

塔頭玉泉院を合併している。

南側は薮。

かつては、塔頭了性院、本久院、深信院があった。

参道を振り返る。

仁王門。

「深草山」の扁額と左右の金剛力士像。

花天井。

境内から仁王門を振り返る。
南側(左側)に、撮り忘れた塔頭自得院(文禄3年(1594)開創)が僅かに写る。

仁王門から本堂を見る。

洛南保勝会の説明板。

北側の放生池。

南側の放生池。

本堂。
慶長13年(1608)創建。
国の重要文化財。

本堂でお参り。

本堂の北西に淨行菩薩。

本堂脇に神輿蔵。

奥に太鼓楼。
太鼓楼を潜って七面宮参道がある。

太鼓楼の太鼓。

元禄5年(1692)創建。

太鼓楼奥の霊宝堂。

七面堂参道を登る。

参道途中の南側に昭宣堂。
昭和16年(1941)建立。
前身寺院極楽寺の開祖藤原基経(昭宣公)の宝篋印塔を安置。

さらに登る。

参道途中の南側に三十番神堂。

社殿。

登る。

ちょっと登って北側に千仏堂。

登る。
一の鳥居。

登る。

二の鳥居。

もう少し。

ようやく到着!

ふぅ〰
つづく

 

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