立本寺(京都市上京区) | 三日月の館

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所在地  京都市上京区七本松通仁和寺街道上ル一番町107
山号   具足山
宗派   日蓮宗
本尊   三宝尊
創建   元亨元年(1321)
開山   日像上人

 

日蓮宗八本山の一つです。

 

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京都市指定有形文化財
【立本寺(りゅうほんじ)】
本堂 刹堂(鬼子母神堂) 客殿 鐘楼 表門

立本寺は日蓮宗の本山で、具足山と号する。
創建については二説あって定かでないが、中世には寺地を転々とし、さらに宝永5年(1708)の大火で本堂以下を焼失したのちに今出川寺町より現在地へ移転してきた。
本堂は、現在地へ移ってからもすぐには再建されず、上棟したのは寛保3年(1743)であった。
平面は、近世における日蓮宗七間堂の典型的な構成であるのに対して、立面構成では全体に装飾が多く、また変化に富んだ空間構成となっている点に時代的特徴がみられる。
刹堂は、日蓮宗の守護神である鬼子母神と十羅刹女を本尊とし、鬼子母神堂とも呼ばれる。
享保4年(1719)に再建されたが、天明3年(1783)に再び焼失し、その後文化8年(1811)に再建されたのが現在の建物である。
小規模ながら、日蓮宗本堂の平面構成を踏襲した本格的なつくりである。
客殿は、享保13年に上棟され、六間取方丈形式の平面を基本とするが、仏間が背面に張り出されている。
こうした例は、日蓮宗客殿においては早い方に属する。
当寺にはこのほか、鐘楼(寛文年中・1661~73)、表門(安永7年・1778)も残り、近世中期における日蓮宗本山の寺観をよく伝えている。

平成元年4月1日指定
京都市

 

まずは、四条大宮から。

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日蓮聖人死去にさいし京都布教の命を受けた孫弟子日像上人は、いく度も都を追放されながらも民衆救済の使命に燃え、暦応4年(1341)四条の櫛笥に妙顯寺を建立した。
しかし、比叡山の僧兵によっては破却され、明徳4年(1393)日実上人がその地に再建、「本寺を立てる」という意味を込め「立本寺」と改名した。
櫛笥通は、アークホテル横の細い路地らしい。
旧地はこの辺りかな。

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その後も破却再建移転があり、文禄3年(1594)豊臣秀吉の命で京極今出川に移転。
広大な寺域を得たと云う。
今出川寺町に「立本寺前町」という町名が残る。

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宝永5年(1708)の大火で焼失し現在地に移転、今に至る。
上七軒の交差点から七本松通を下ると西側に立本寺が見えて来ます。

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境内図。

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山門から入る。

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「どうぞお寺においで下さい。
 苦しい時、悲しい時、そして楽しい時に!」

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山門は、安永7年(1771)に建てられた大型の高麗門。

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大鐘楼堂。
鐘楼は第二次世界大戦の際に接収され無い。

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寄付された児童公園。

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寄付してくれた人に感謝しましょう!

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参道を進む。
境内はちょっとした桜の名所。

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妙見堂。
日蓮宗の守護神の一つの妙見菩薩が祀られている。

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刹堂。
日蓮宗の守護神である十羅刹女と鬼子母神を本尊として祀られており、「鬼子母神堂」とも呼ばれる。

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向い側に祖師堂。

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そして、本堂。

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本堂前の蓮型の鉢。

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今年は桜の季節があっという間だった。

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本堂前の桜。

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名残惜しいなぁ。

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立本寺は蓮も有名。
7月に来るといいらしい。

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本阿弥光悦筆の扁額。

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本堂の西へ。
塔頭教法院。

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塔頭正行院。
下の森通に面する。

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通りを挟んで向い側が妙栄寺。

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仁和小学校の南に墓地。

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石田三成の武将、島左近の墓があるという。

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島左近といえば、
「治部少(三成)に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」
と謳われるほどの人物。

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島左近の墓。
寺伝では、関ヶ原の戦い後、逃れてこの寺の僧となり32年後に死去したとされている。

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境内へ戻る。

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今度は本堂の東側へ向います。

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井戸かな?

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刹堂を北から見る。

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何だか解らない碑。

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こちらにも塔頭がある。

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塔頭大輪院。

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塔頭光源院。

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本堂の北側には方丈、客殿と庭園がある。

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庭園は京都市指定名勝。

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とにかく何でもいいから行ってみよう。

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大玄関。

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方丈。

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方丈前の桜。

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特別拝観時に庭園が見れる。
拝観料600円。

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御朱印を貰いに行ったら、拝観日でも無いのに案内してくれました。
行ってみるものだ。

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宝物や庭園も見ることが出来ました。
丁寧な説明有難うございました。

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最後に御朱印。

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北門から出る。

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桜のきれいな立本寺でした。

 

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