登城日 2008年 9月27日(土)曇
難易度 ☆
場所 三重県桑名市吉之丸
桑名と言えば、「その手は桑名の焼き蛤」ということで、蛤で有名。
城跡は無くなっていると思いつつ、あまり期待せずに訪城しました。
駅からの地図。
1㎞くらい離れています。
地図を見ると、何となく城跡が浮かび上がってきます。
内堀と外堀がところどころ残ってそうです。
駅からてくてく歩く。
途中にあった海蔵寺。
薩摩義士の墓所となっている。
赤穂義士なら知っていますが、薩摩義士なんて聞いたことがありません。
薩摩義士とは、江戸時代に幕府より薩摩藩に木曽川、揖斐川、長良川の治水工事が命じられ、犠牲になった人たちです。
勉強になりました。
途中にあった看板。
桑名はやっぱり貝ですね。
寺町通り商店街の脇にあった外堀跡。
北側には通り井があり、
その先は三崎見附跡。
石垣の上に家が載っているような…
見附はその他、京町見附、吉津屋見附、七曲り見附等がありました。
このあたりの外堀がレンガ造りになっています。
外堀は北向きから東向きに曲り、やがて長良川へ。
このあたりに七里の渡しがありました。
蟠龍櫓。
外観復元され、水門の管理棟として利用されています。
鯱ではなく竜が載っています。
三の丸の石垣。
この辺が桑名城の一番の見所でしょうか。
結構南側まで延々と残っています。
三の丸御殿跡。
こうなんだそうです。
堀も埋められ、すっかり公園化しています。
三の丸堀と蟠竜櫓。
こうも何も無いと、電話ボックスまでが城に見えてきました。
桑名城跡は現在九華公園となっています。
かつてはこんな感じでした。
徳川四天王の本多忠勝。
10万石で入城し、桑名城を整備しました。
三の丸堀南側。
石垣の代わりにコンクリート。
風情が無くなっています。
内堀。
こちらも同様。
残念です。
石垣は四日市港の護岸工事に利用され、今では「潮吹き堤防」と呼ばれ、国の重要文化財になっているとか。
管理事務所入り口。
石垣かと思いました。
本丸神戸櫓跡。
神戸城の天守を移築したとか。
本丸辰巳櫓跡。
なぜか大砲が載っています。
本丸天守台跡。
石垣は本物ではありません。
写真では彼岸花がきれいな天守台に見えますが、現地は銀杏臭かったです。
対岸の二の丸。
ちょっと小さくなっているようです。
奥平屋敷。
この石垣は本物のようです。
桑名城を離れます。
内堀跡。
親切な標識です。
このあたりの外堀は水がありません。
やはり三重はこの人の地盤なのですね。
今度の選挙はどうなるでしょうか?
夜の外堀は幻想的でした。
三の丸御殿と一部の門が現存していると後で知りました。
残念です。
期待はしていなかったものの、意外と残っているなぁと感じました。
本丸周辺の公園化が残念です。