田坂広志さん著『運気を磨く』

心を浄化する3つの技法 より

 

「心の世界をポジティブな想念で

満たそうとしても

我々の心の奥深くにはすでに

ポジティブな想念を上回る

多くのネガティブな想念が溢れている

 

そのためそのネガティブな想念を

打ち消すことなく

ただポジティブな想念を

心の世界に持とうとしても

すでに心の中に存在する

ネガティブな想念の力が

ポジティブな想念の力を

打ち消してしまうのである」

 

「従って我々が本当に良い運気を

引き寄せたいと思うならば

心の中をポジティブな想念で満たす前に

何よりも

心の中に数多く存在するネガティブな想念を

消していかなければならないのである」

 

「ではどうすれば我々は

心の中のネガティブな想念を

打ち消すことができるのか」

 

「筆者が長年実践してきている技法として

 

人生の習慣を改める

人生の解釈を変える

人生の覚悟を定める

 

という3つの技法を紹介しよう」

 

「具体的には次の3つである

 

★無意識のネガティブな想念を

浄化していく技法

 

★人生でのネガティブな体験を

陽転していく技法

 

★究極のポジティブな人生観を

体得していく技法」

 

 

病気の克服、才能の開花

運気の向上

の3つが同時に実現する」

 

「その禅師が教えてくれたのが

心の浄化の技法であった

 

すなわち心の中にある負の想念

不安や恐怖、後悔や自責

不満や怒り、嫌悪や憎悪

というネガティブな想念を

根源から払拭していく様々な技法」

 

★無意識のネガティブな想念を

浄化していく技法

 

第一の習慣

自然の偉大な浄化力に委ねる

 

「独り静かにその自然に正対し

身を委ねることである

そしてその自然が自分の中に

染み込んでくるイメージを

心に抱くことである

そのとき静かにゆっくりと

新鮮な空気を深く吸い込み深く吐き切る

呼吸法を併用することが望ましい」

 

第2の習慣

言葉の密かな浄化力を活かす

 

「ネガティブな日常言葉を使わない

 ポジティブな日常言葉を使う」

 

3つの感

感謝、感動、感嘆

 

「心身一如の理を用い

言葉によって

心に働きかけようとするならば

一つ大切な心得がある

それは日常、何かを語る時

心と言葉を一致させる修行を

することである」

 

第3の習慣

和解の想念の浄化力を用いる

 

「生活や仕事の人間関係において

摩擦や葛藤、反目や衝突がある人と

心のなかで一人ひとりと

和解していく技法である」

 

 

★人生でのネガティブな体験を

陽転していく技法

 

運の強い人間とは

自分は運が強いと信じている人間だ

 

「幸福は不幸な出来事の姿をして

やって来る」

 

「幸運に見えることが起こったときだけが

運が良かったのではない

 

不運に見えることが起こったときも

運が良かったことに気がつくべき」

 

 

「何が起こったか

それが我々の人生を分けるのではない

 

起こったことをどう解釈するか

それが我々の人生を分ける」

 

 

★究極のポジティブな人生観を

体得していく技法

 

「人生のネガティブに見える

出来事も出会いも

すべてを無条件に全肯定

それによって無意識の世界を

究極のポジティブな想念で

満たしていく技法である

 

この技法は

すべての出来事や出会いを

無条件に全肯定していくため

そもそも心の中に

ポジティブな想念とネガティブな想念の

分離が起こらない」

 

「それはどのような技法か

 

それは次の5つの覚悟を定めた

人生観を体得していく技法であり

この5つの覚悟を順に一つ一つ

定めていく技法である

 

1.自分の人生は大いなる何かに

導かれていると信じる

 

2.人生で起こることすべて

深い意味があると考える

 

3.人生における問題すべて

自分に原因があると引き受ける

 

4.大いなる何かが

自分を育てようとしている

と受け止める

 

5.逆境を越える叡智は

すべて与えられると思い定める

 

 

「ネガティブな想念を生まない

究極の祈りの技法とは

それは全託の祈りである」

 

導きたまえ

それだけである」

 

「この全託の祈りは願望の祈りとは違い

心の中にこの願望が聞き届けられなかったら

という不安や心配というネガティブな想念は

生まれてこない

 

すなわちこの全託の祈りは

仮にその祈りの結果

直面する深刻な問題が解決せず

厳しい逆境が続いても

それに落胆することなく

それらをすべて自らの人間成長に結びつけ

一度限りの人生を

どこまでも前向きに歩んでいこうとする

覚悟に支えられた祈りであるため

それは心の中が究極のポジティブな想念で

満たされていく祈りに他ならない」