「僧院では適切な食べ物とか

適切な量を摂取するなどということは

話題にならなかった

 

ラマ僧はそれぞれが

必要な食物を作る仕事についていた

 

すべての作業は

最も原始的な方法で行われている

 

つまり土も手で掘り起こす

 

もちろん希望すれば牛や鋤が使えたが

ラマ僧たちは土との直接のふれあいを

楽しんでいた

 

土に触れそれを耕すと

自分という存在に何かが加わると

思っているのだ

 

私もそれが非常に価値のあることだ

ということを発見した

 

それにより人間と自然との一体感が

強まっていくのだ」

 

 

「ラマ僧がベジタリアンであることは

本当だが厳密なものではない

 

彼らは脳や身体、それに神経機能の

活動に必要な卵・バター・チーズは

摂取する

 

しかし肉は食べない

 

強壮で健康でしかも第6の儀式を

実践しているラマ僧には

肉・魚・鳥を摂取する必要がないようだ

 

ラマ僧の集団に加わった西洋人のほとんどは

私と同じく適切な食物や

食事療法のことを知らなかった

 

だが僧院に入ってしばらくすると

みんな素晴らしく健康になった

少なくともその一部は食事のせいなのだ

 

ラマ僧は食事をあれやこれやと選ばない

 

選ぶものがほとんどないから

できないとも言えるのだが

 

ラマ僧の食事は

健康的なよい食物でできていて

一度の食事は原則として

一種類の食物で成り立っている

 

それが健康を保つ秘訣なのだ

 

一度の食事に

一種類の食物しか摂取しなければ

胃の中で食物が衝突し合うことはない

 

でんぷんはタンパク質とよく混じらないため

複数の食物を摂取すると

胃の中で衝突が起きるのだ

 

たとえばでんぷんであるパンを

肉、卵、チーズといったタンパク質と

一緒に摂取すると

胃の中で化学反応が起きる

 

それはガスを発生させ

肉体の苦痛を直接引き起こすだけでなく

長い間には寿命を縮め

生命の質を劣化させることになる

 

僧院の食堂で私は何度も

ラマ僧たちと一緒にテーブルにつき

パンだけの食事をした

 

生野菜と果物だけしか食べない時もあった

また調理した野菜と果物だけの時もあった」

 

 

「だが私は1度の食事につき

食物を一種類に制限しろとか

食事の中から肉類を外してしまえ

などと言うつもりはない

 

ただ毎回の食事では

でんぷん、果物、野菜を

肉、魚、鳥と別に摂ることをおすすめする」

 

 

「バターは中立の食物のようだ

デンプンの食事、または肉の食事

どちらとでも一緒に食べられる

 

ミルクは肉よりデンプンのほうに合っている」

 

 

「卵の正しい食べ方は僧院で学んだ

興味深くて役立つことの一つだ

 

ラマ僧たちは激しい肉体労働をしない限り

卵全体を食べようとはしなかった

 

重労働をしたときに

彼らは半熟卵を丸々1つ食べていた

 

しかし多くの場合は白身を捨てて

卵の黄身だけを食べる

 

卵の白身は

筋肉を動かすためだけに使われるから

筋肉を使用しない限り

食べてはならないことを後で知ったのだ」

 

 

「ラマ僧たちから学んだ大切なことが

もう1つある

 

彼らは私に

テーブルマナーのためではなく

より完璧に咀嚼するために

ゆっくりと食事することが重要なのだと

教えてくれた

 

咀嚼とは身体が栄養を吸収できるように

食物を砕く重要な第一段階だ

 

食べ物はすべて胃で消化される前に

口で消化されるべきなのだ」

 

 

「肉、魚、鳥といったタンパク質は

複雑なデンプン食にくらべれば

咀嚼回数が少なくてすむ

 

しかしとにかく完璧に噛むことだ

 

食物は咀嚼すればするほど

より栄養価が高くなる

 

ということは完璧に噛めば

摂取量を減らすことが可能だということだ

 

デンプン類と肉類を同時にたべないこと

最も今健康なら

それほど気をつける必要はない

 

コーヒーが気になるならブラックでのみ

ミルクやクリームは入れないこと

それでも気になるなら食事から

完全に削除してしまうこと

 

食物を液体状になるまで噛み

食物の摂取量を減らすこと

 

毎日1回、生卵の黄身を食べること

食事中にではなく食前か食後に摂取する

 

1度の食事で摂取する食物の種類を

できるかぎり減らすこと」

 

 

「最初の5つの儀式を通じ

肉体的にも精神的にも高揚し

調和がとれるようになるまで

第7の儀式は行わない

 

その前にあなた自身の共振性を

充分に高めることが必要で

アルコールやニコチンを含む

習慣性を持ったすべての薬物から

完全に解き放たれていなければならない

 

準備段階として食事に気をつけよう

 

脂肪の摂取量を少なくし

あらゆる種類の甘味を避けることが必要だ

 

なぜなら甘味には

アルコールに最も近い砂糖が

含まれているからだ

 

でんぷんも本来は

完璧に液状になっていない限り

好ましくないが

理性的範囲内の量ならば

しっかり噛むことで消化を助ければ

害にはならない

 

また摂取する水の量を増やすことが

特に大切である

 

普通の体格で健康な人なら

1日3Lの水を飲まねばならない

(※著者Peter Kelderはアメリカ人)

 

飲む量は体格に合わせて調節する

しかし急激に多くの水を飲み始めてはいけない

 

そうではなく水の摂取量を60日かけて

徐々に増やしていくのがこつだ

 

水は老廃物や不純物を体内から

流しだすばかりでなく

電気の流れを良くし

健全なる振動を起こす伝導体なのである」