2日目(8月21日(水))、朝食をいただいて7時半にお宿を出発。

 

<ホテルルートイン三次駅前の朝食バイキング>

 

三次東ICから松江道(無料区間)を経て山陰道に入り、出雲ICまでひた走ります。

 

<松江道にて、国引き神話をモチーフにした看板>

 

今回はお礼参りなので訪ねる神社は2年前と同じですが、

 

【2年前の縁切り&良縁(開運)祈願ツアー】

 

旅程の都合上巡る順序を変更、まずは出雲大社にお参りします。

 

【2022年の参拝の記録】

 

その前に稲佐の浜へ。こちらで素鵞社で交換するためのお砂をいただきます。

 

<稲佐の浜>

 

稲佐の浜は国譲りの舞台となった神聖な浜なのだけど

 

【「古事記」に記される国譲りの舞台】

 

青い海、打ち寄せる白い波、遠くには三瓶山が望め・・・

 

<遠くに三瓶山を望む>

 

いかにも夏の海!という感じでテンションが上がるー。アップ

思わずはしゃぎそうになる気持ちを静め、弁天島(神仏習合の頃は弁財天、現在は豊玉毘古命を祀る)にお参り。

その後砂をひとすくいいただいて出雲大社へ。

 

<出雲大社(勢溜)>

 

いわずと知れた縁結びの社。二の鳥居の建つ勢溜は、その名の響きからか生き生きとした空気が満ちているように思え、体に力が湧いてくるような気がします。

 

鳥居をくぐり、祓社で身を清め、

 

<祓社(瀬織津比咩神はじめ祓戸四柱の神を祀る)>

 

全国でも珍しい下り参道を進みます。

 

<神殿へと続く参道>

 

祓端の下を流れるのは、出雲大社の御神体ともいわれる霊山・八雲山からの清流・素鷲川。

 

<祓端>

 

橋の先には青葉が眩しい松の参道が真っすぐ伸びていて、

 

<松の参道>

 

右手に広がる神苑を見つつ歩いていくと、自然と気持ちが整えられる・・・

  

<松の参道から見える美しい神苑>

 

<境内のかわいらしいうさぎ像にも慰められる>

 

手水舎で身を清め、銅鳥居をくぐって拝殿へ。

 

<銅鳥居(三の鳥居)>

 

祓社、祓端、手水。3回禊をしてようやくたどり着ける出雲大社の拝殿。気を引き締めて二拝四拍手一拝。

 

<大注連縄が目を引く拝殿>

 

ここに立つまでの2年を振り返ると色々な思いがめぐりますが、こうしてお参りに伺うことができて本当によかった。感謝の気持ちをしっかりお伝えしました。

 

拝殿から八足門に周り御本殿にお参り。

 

<拝殿の後ろにある八足門>

 

門の隙間から垣間見える御本殿は圧倒的な存在感で、瑞垣越しにも神さまの気配が伝わってくるよう・・・

 

八足門の前に描かれる巨大宇豆柱跡を見て、しばし古代ロマンに浸ってから

 

<巨大宇豆柱跡>

 

20151202_02

<巨大宇豆柱から推定される本殿の復元模型(2015年11月撮影)>

 

境内社を半時計周りに参拝します。

神在月に神さまの宿泊所となる東十九社は全国八百万の神々の遥拝所、

 

<東十九社>

 

そのお隣の釜社は食を司る宇迦之御魂神(素戔嗚尊の御子神)の御社。お参りにも力が入ります。

 

<釜社>

 

御本殿の大屋根を仰ぎ見て、

 

<瑞垣越しに見る御本殿(手前は御向社と天前社)>

 

御向社:御祭神は須勢理比売命(大国主大神の妃)

天前社:御祭神は蚶貝比売命と蛤貝比売命(八十神により大やけどを負った大国主大神の治療と看護に尽くされた女神)

素鵞社へ。

 

<素鷲社>

 

お祀りするのは素戔嗚尊。大国主大神の御親神であられ、まるで大神を見守るように御本殿の真後ろに佇む様が印象的です。お参りしてからこちらのお砂を、先ほどの稲佐の浜のお砂と交換でいただきます。(このお砂がまたもやわたし達をお守りしてくださったのですが、そのお話は後日)

素鵞社の御社殿の背後は八雲山の露になった岩肌が迫り、なんとも言えない雰囲気が漂っているのですが、お参りしようとしたらその岩肌に青い尾のきれいなトカゲさんが。なんだか神さまのお使いのように思えました。ニコニコ

 

素鵞社前にもかわいらしいうさぎ像が。

 

<何をお祈りしてるのかな?>

 

熱心に手を合わせるその先にあるのは御本殿。

 

<うさぎさんと御本殿>

 

なるほど、ここは神さまに一番お側でお参りできる場所なのですね。キラキラ

わたしもうさぎさん達と一緒に手を合わせました。にっこり

 

その後瑞垣西側拝所でもう1度大国主大神さまにお参り。

 

<瑞垣西側拝所の案内図>

 

大国主大神さまは西を向いておられるので、こちらが御神座正面になります。なぜ西を向いておられるのか、稲佐の浜にお着きになる八百万の神さまをお迎えになるため等諸説ありますが本当の理由はわからないとか。こういうところにも出雲大社の神秘が感じられます。

 

<西側から見た御本殿(左は筑紫社)>

 

筑紫社:御祭神は多紀理比売命。天照大御神と素戔鳴尊とのご誓約でお生まれになった女神で宗像大社の祭神。大国主大神との間に味耜高彦根神と高比売命をお生みになった。 

氏社、西十九社とお参りし、

 

<出雲國造の始祖を祀る氏社>

 

<西十九社>

 

最後におことばをいただきます。

驚いたことに相方もわたしも21番。

 

<第二十一番>

 

かねし:「え?なんで?今日21日だから21番しかないとか?」

相方:「んなバカな。さっきのお姉ちゃん達おみくじ見せ合いっこしてたゾ?」

 

そういえば八坂神社も同じだったな。これはなにか?相方とわたしは一蓮托生ってことか・・・?ネガティブ

いずれにせよ「信仰なき人は、手綱なき馬なり。」とのことなので、今後も大国さまを頼み、相方と2人がんばります。

 

【大国さまがくださったご縁ですものね】

 

<大国さまが見せてくださった奇跡(御神像の掲げる手に光の玉/2012年撮影)> 

 

・出雲大社:島根県出雲市大社町杵築東195 HP

・稲佐の浜:島根県出雲市大社町杵築北稲佐