阿蘇の大パノラマと源泉かけ流しのお湯―
あの旨味をもう1度味わいたくて、4月25日(木)~4月26日(金)、「蔵迫温泉さくら」に行ってきました。
【初訪問は昨年5月】
日田の実家に泊まっていた相方とJR日田駅で待ち合わせ、
<JR日田駅前のモニュメント(撮影協力:相方)>
国道212号線で小国方面へ。
途中「フレイン小国店」さんでお買い物。
<フレイン小国店>
こちらのスーパー、立ち寄るキャンパーさんが多いようで、キャンプ飯に打ってつけの食材がたくさん取り揃えられています。(カボチャもBBQ用にスライスで販売されている)
キャンプ場は南小国ですが、国道442号線に入りくじゅう(竹田)方面へ。
<新緑と猟師山(国道442号線から)>
目的はこちら、薪の無人販売所(「野外劇場TAOの丘」近く)。
<薪販売所>
1束500円(約5Kg)と1箱1,000円(約10Kg)とあって、1,000円の方はご親切にも軍手が付いています。きれいな薪で長さも丁度良く、このお値段はお得。もちろん1,000円の方をお買い上げです。(笑)
目的は果たしましたが、久しぶりのくじゅう(※)。
※大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町にかけて連なる九重連山(九州本土最高峰の中岳はじめ1700m級の山々が連なる「九州の屋根」)周辺に広がるエリア。九重町は「ここのえ」、久住町は「くじゅう」、九重連山は「くじゅう」と読むため、ややこしさもあってからか、この一帯は「くじゅう」と平仮名で表記されることが多い。
チェックインまで時間があるので辺りを観光します。国道442号線をそのまま東に走り久住高原展望台へ。
展望台といっても駐車スペースがあるだけなのですが、正面は阿蘇五岳、
<涅槃像に例えられる阿蘇五岳>
振り返ると九重連山という絶景スポット。
<九重連山(右端が久住山)>
一昨年11月に訪ねたとき紅葉に染まっていた瀬の本高原は、
<瀬の本高原の紅葉(2022年11月撮影)>
柔らかな緑の絨毯に覆われていました。
<新緑の瀬の本高原>
展望を存分に楽しんで、国道442号線から脇道を下りヒゴタイ公園に。
<ヒゴタイ公園(奥に見える建物はビジターセンター)>
ヒゴタイとは九重連山から阿蘇山周辺の草原で見られる、キク科ヒゴタイ属の多年生植物。
<ヒゴタイ(2012年8月撮影)>
花期は8月~9月なので当然咲いていないのですが、この間も公園は解放されていまして。
<シーズンオフは入園料100円>
ここで青空ランチを楽しもうという魂胆。
シーズンオフの平日とあって園内はわたし達だけ。なだらかな草原の向こうに見える阿蘇五岳。この絶景を独り占めだなんて贅沢すぎる!
<園内の眺望(爽快!!)>
足元にはたくさんのハルリンドウが。
<ハルリンドウ>
他にもかわいらしい山野草が咲いていて癒されるぅ・・・
<左からスミレ、キジムシロ、ピンクのハルリンドウ>
<エヒメアヤメ>
東屋のベンチに腰掛け、お弁当を広げます。
<園内の東屋(きのこみたいでかわいい)>
<「フレイン」さんで買ったのり弁(高菜漬け盛り盛り!)>
大自然の中でいただくランチは格別♪ キャンプの日は、お昼をお弁当にするのもありだな。(←味占めた)
お腹が満たされたところで、ヒゴタイ公園からさらに道を下り、
<牧草地の道を快走>
池山水源へ。
<池山水源>
池山水源は恒温13.5℃、毎分30トンという豊富な湧水を誇り、環境省の名水百選にも選ばれています。硬度26mg/ℓの超軟水でお茶やコーヒーをいれるとおいしいとか。キャンプ道具を積んでなければ、ポリタンクで汲んでいくんだけどな。(笑)
<池山水源の水>
川底の小石や藻まではっきり見て取れる澄んだ水。この湧水が玉来川となり大野川に合流し、その後別府湾へと注いでいくのかと思うと、実に壮大だ・・・
<玉来川源流の碑(後ろのヤエザクラがきれい)>
遊歩道を進んで湧水池に。
<湧水池>
これまで何度も訪ねているお気に入りスポットだけど、いつ見てもこの青さに心奪われる・・・
樹齢200年以上といわれる巨木や樹木に囲まれ、こんこんと水を湛える様はとても神秘的で
<湧水池と水神さま(左に白く光る石像)>
思わず手を合わせてしまいます。
【水神さまの祠前から見た湧水ポイント】
心洗われた思いで、ふと空を見上げるとハロが。
<ハロ>
うれしい反面、天気下り坂のサインであることを考えると微妙。やっぱり明日は雨か?(←妖怪アメフラシ)
さて、くじゅうの自然も満喫できたし、そろそろキャンプ場に向かいます。
<県道11号線から見た九重連山>
―中編に続く
・フレイン小国店:熊本県阿蘇郡小国町宮原1851
・ヒゴタイ公園:熊本県阿蘇郡産山村田尻771 HP
※注:シーズンオフ中ビジターセンターのトイレは閉鎖されている模様。
・池山水源:熊本県阿蘇郡産山村田尻14-1