鹿児島港からこの日のお宿がある日当山温泉へ。仙厳園の前を通り、

 

<おしゃれな洋館・磯工芸館>

 

錦江湾を右手に見ながら国道10号線を走ります。

 

<国道10号線>

 

途中日豊本線を走る列車とすれ違い、

 

<日豊本線と並走>

 

「そういえば3年前、「はやとの風」からこの風景を見たんだっけ・・・」としみじみ・・・

 

<わたしにとって鹿児島ブームの火付けとなった旅>

 

途中、桜島のビュースポットとして知られる重富海岸に立ち寄りました。

重富海岸は霧島錦江湾国立公園に位置する海岸で

 

<重富海岸>

 

数百メートルに及ぶ白浜青松が美しいと聞いていましたが、なるほど確かに。松の林を抜ける風が心地よく、暑さもしばし忘れます。

 

浜辺に立った瞬間、「うわー!」と歓声。

 

<重富海岸から桜島を望む>

 

なんてフォトジェニックな眺め!晴れていてばもっと映えるのでしょうね。

NHK大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にもなったそうですが、納得の美しさです。*^^*

 

<「西郷どん」ロケ地にもなった重富海岸>

 

波打ち際を歩いてみると、たくさんの小石が落ちていました。

 

<波打ち際の小石>

 

なにゆえこんな所に?と思いひとつ拾い上げてみたら、「あれ?軽い・・・?」

そう、これらは軽石。桜島から漂着したものなのでしょうか? 錦江湾の浜らしい光景だなぁと思いました。

 

<錦江湾に浮かぶ桜島>

 

桜島を存分に眺めた後、海岸の東にある「なぎさミュージアム」に行ってみました。

 

<重富海岸自然ふれあい館なぎさミュージアム>

 

松林の中に溶け込むように佇む小さな博物館で

 

<入館は無料!>

 

錦江湾エリアの自然や生き物が紹介されています。

 

<重富海岸で見られるクロツラヘラサギ(案内板より)>

 

錦江湾は火山の噴火によりできたカルデラの海なので、内湾でありながら最深部237mの深海をもち、その複雑な地形が多様な生物を育んでいるのだとか。(深海魚もいるらしい)

 

言われないとわからないくらいちっちゃい二ホンウナギも珍しかったのですが、中でもトビハゼちゃんがかわいくて、つい水槽にへばり付いて見入っていたら「実はそのトビハゼ、外海から連れてきたんです。」とスタッフさんがお話してくれました。

「錦江湾では干潟の埋め立てが進み、重富海岸のような干潟は希少なものになってしまいました。それでもトビハゼは泥状の干潟に住む生き物なので、砂状であるこの重富海岸では生きられないのですよ。」

スタッフさんの説明に「こんなにも小さな生き物が住みづらい環境になってしまったのか。」と切なくなってしまいました。たくさんの人がこのミュージアムに足を運んで、自然について考えるきっかけになるといいな。

 

・・・って、あれ?今「干潟」っておっしゃいました?

 

「はい、重富海岸は干潟なんです。お昼ぐらいが一番潮が引いていましたかね。今(午後3時)はかなり満ちている状態です。」

 

<なぎさミュージアムにある潮見表>

 

なんと・・・!

後で知ったのですが、干潟を通して望む桜島はそれは雄大な景色だそうで・・・ これはぜひ、干潮時も見てみたい!

次回はちゃんと潮見表(なぎさミュージアムHPに潮位情報有)をチェックしてから来ようと思いました。^^

 

なぎさミュージアムのスタッフさん、その節は貴重なお話をありがとうございました。*^^*

 

・重富海岸:鹿児島県姶良市平松7703-4

・重富海岸自然ふれあい館なぎさミュージアム:鹿児島県姶良市平松7675 HP