「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい」の始発・終着駅である肥薩線吉松駅は、
<吉松駅>
吉都線の乗り入れ駅でもあります。
ちょうど隣のホームに都城行の列車が止まっていたので記念に1枚撮っておきました。
<「いさぶろう・しんぺい」と。車両はキハ40系?>
そうか~、ここから都城に行けるのかぁ・・・ :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
と、妄想もそこまでにして(笑)、いよいよ最後の列車「はやとの風」です。
「いさぶろう・しんぺい」を降りると向かいのホームに「はやとの風」が入るので、
<「いさぶろう・しんぺい」入線ホームの案内標>
そのまま待機。
<「はやとの風」入線ホームの案内標>
ワクワクして待っていると、キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
<特急「はやとの風」>
薩摩隼人をイメージしたという漆黒のボディ、
<行先標>
シンプルな車体ロゴ、
<車体ロゴ>
なんとも男前な列車です。*^^* 自然豊かな薩摩の地を駆け抜ける様はさぞかし勇壮なんでしょうね。(乗ってるから見えないけど)
<「はやとの風」(大隅横川駅にて)>
「いさぶろう・しんぺい」とのツーショットをしっかり押さえて、
<「いさぶろう・しんぺい」と「はやとの風」のツーショット>
いざ、乗車!
<「はやとの風」2列シート(指定席)>
こちらも木をふんだんに使ったクラシックな内装。
<自由席(ロングシート)>
車両中央には、天井から足元まで窓が広がる展望スペースがあります。
<展望スペース(フリースペース)>
今回わたし達の席は2号車2番C席&D席。(あれ?今回の旅、全部2号車だ!) 残念ながら桜島側ではないので、見える頃を見計らって行きたいなぁ・・・
記念乗車証は1号車多目的WC前のフリースペースに。忘れずにGetします。
<記念乗車証>
<裏面はスタンプ台紙>
15:01、「はやとの風3号」は吉松駅を出発。丸池湧水を左手に見た後、山間へと入って行きます。車窓に広がるのは青い山々、稲穂を掛け干しした田んぼなど、日本の原風景ともいえる風景。カメラに納めたかったのですが、揺れる、揺れる。 自分の体を支えるのに精いっぱいで(なんせ 抜糸して 5日目ですから。/爆)、撮れませんでした~。(TvT)
特急「はやとの風」は途中4つの駅に止まりますが、レトロ駅として知られる大隅横川駅と嘉例川駅には数分間停車します。下車する時間が設けられているのはありがたいですね。^^
まずは大隅横川駅に到着。停車時間は8分。
<大隅横川駅>
明治開業当時からのもので築110年以上という木造駅舎は風格すら感じる佇まいですが、
<大隅横川駅の駅舎>
改札口はハロウィンが近いとあって、こんなかわいい飾り付けがされていました。*^^*
<パンプキンカラーの改札口>
そんなのどかな大隅横川駅ですが、柱には第二次世界大戦中米軍から受けたという機銃掃射の跡が生々しく残っています。弾は屋根と柱を貫通したとか。
<柱に残る機銃掃射の跡>
ロシアからの艦砲射撃を回避するため山中に敷設された肥薩線ですが、戦艦から戦闘機へ時代は変わっていたのですね。それにしても、駅周辺は焼野原になったとのことですが、よくぞ焼けずに残ってくれたものです。平和を語り継ぐ歴史の生き証人として、いつまでも存続し続けてほしいなと思いました。
「はやとの風3号」は霧島温泉駅に止まった後(乗降車のみ)、嘉例川駅に停車。こちらは5分間停車します。
<嘉例川駅>
ガイドブックにも掲載される県内最古の木造駅舎。駅員室もそのままに、こちらもタイムスリップした気分になります。
<嘉例川駅の駅舎>
中に入ると、「嘉例川観光大使」にゃん太郎ちゃんのお家が。
<駅舎内にあるにゃん太郎のお家>
にゃん太郎ちゃんは2015年11月頃からこの駅舎に住み始めたそうですが、この駅舎(登録有形文化財です)に目を着けるとは、にゃん太郎ちゃんもお目が高い。(笑) この日はお留守のよう。残念な気分で車内に戻ると、
「ねぇ、あれ何?」
かねし母が指差す先には、
<「高尾山上陵」の標柱>
おおっ、高尾山上陵の案内標識!この近くに山幸のお墓があるんだーーーっ!
思わず大興奮。(「海幸山幸の旅」の記録はこちら→☆)
5分の停車時間じゃ十分見れなかったし、にゃん太郎ちゃんにも会えなかったし、山幸の御陵もあるとあっては、車での再訪決定ですかね?(笑)
列車は隼人駅で停車した後(乗降車のみ)、一気に鹿児島中央駅まで走ります。
重富駅を通過すると、左側に錦江湾が見えてきました。展望スペースに移動しようとしたのですが、揺れで動けない・・・(なんせ抜糸して・・・ ←もういいってば!) ドア前にたどり着くのが精いっぱい
<ドアそばにあってよかった木製ベンチ(笑)>
ドアの窓にへばり付き、その風景をカメラに納めます。
<錦江湾>
薩摩半島と大隅半島の間、鹿児島県の中央に横たわる錦江湾。この日は好天に恵まれ、向こうの大隅半島まできれいに見えました。後方をふり返ると霧島連山も。
<うっすら遠くに見える霧島連山>
「いさぶろう・しんぺい」で見た霧島連山が「はやとの風」からも見られるなんて感動。
列車が進むにつれ桜島が姿を現します。
<錦江湾に浮かぶ桜島>
なんと雄大なこと!鹿児島に来たんだなぁと実感させる風景です。^^
「はやとの風3号」は16:44、鹿児島中央駅に到着。
<JR鹿児島中央駅>
熊本駅から九州新幹線だと約1時間のところ(さくら利用)、約5時間20分かけて来たわけですが、ワクワク&ドキドキの連続であっという間でした。お天気にも恵まれ、最高の肥薩線の旅になったことに(もちろん、かねし母にも)感謝です。*^^*
1日目(10月20日(土))旅程
久留米駅10:12発 ―九州新幹線さくら545号― 熊本駅10:32着、11:24発 ―かわせみやませみ3号―
人吉駅13:03着、13:22発 ―いさぶろう3号― 吉松駅14:48着、15:01発 ― はやとの風3号―
鹿児島中央駅16:44着 - - - - お宿:温泉ホテル中原別荘17:10着