せっかく妙見温泉まで来たので立ち寄り湯もいいな♪と思ったのですが、朝風呂効果でまだ体がポカポカ。このまま高屋山上陵に向かうことにしました。
国道223号線から県道53号線に入り、西へとひた走っていましたが、
「あのさぁ、お願いがあるんだけど・・・嘉例川駅寄ってもいいかな?」
そう、実は昨年「肥薩線の旅」で訪ねた嘉例川駅がこの道沿いにありまして。前回停車時間が5分と短かったため、できればもう1度じっくり拝見したいなぁと思っていたかねし、この機会を逃すテはない!
相方を拝み倒して嘉例川駅へ。150mほど離れた駐車場に車を止め駅舎まで歩きます。
<嘉例川駅駐車場>
案内標識に従い、公園の中を突っ切って
<嘉例川駅前公園>
嘉例川駅に。
<嘉例川駅>
何度見ても惚れ惚れするな~
嘉例川駅は鹿児島県内で最も古い木造駅舎。登録有形文化財にも登録されています。
<待合室&改札口>
築100年以上というレトロな駅舎に最初は乗り気でなかった相方も「夜明駅も昔はこうだったなぁ。」と懐かしそう。
現在は無人駅ですが、(それでも特急が止まるのだからすごい!)
<かつての窓口>
1903年(明治36年)営業を開始した頃は、妙見温泉の玄関口として多くの湯治客で賑わったそうです。
<駅構内>
<素朴な木製の作り付けベンチ>
ホームに出て隼人方面を見やると見覚えのある標柱が。
<ホーム(隼人方面)>
山幸の御陵を示す「高屋山上陵」の案内。
<「高屋山上陵」の標柱>
思えば昨年この標柱を見たのがきっかけで、今回の参拝を思い立ったんだよなぁとしみじみ。
そういえば、1920年(大正9年)当時皇太子であられた昭和天皇も参拝された折り、この嘉例川駅を乗降されたとか。4km西の山陵へは人力車(!)で向かわれたそうで、沿道には4万人を超える住人が集まったとか。現在駅周辺はとても静かなのですが、そんな賑やかな時代もあったのですね。
<静かなホーム(吉松方面)>
駅事務室が展示室として開放されているので覗いてみました。
<駅事務室>
たくさんの写真パネルの他、昔の鉄道機材や備品等が展示されています。
<タブレット閉塞機と駅名標>
鉄道のことはわからないけど、見ているだけでワクワク♪
<古めかしい操作パネル>
もうひとつ、かねしが心残りだったのはにゃん太郎ちゃんに会えなかったこと。
<嘉例川観光大使・にゃん太郎ちゃん>
今回は会えるかな?と思ったのですが、
<にゃん太郎ちゃんのお家>
「あれ?今回もお留守かな?」と、お家の下に気になる張り紙が。なんとにゃん太郎ちゃん、体調不良で療養中とのこと。どうか1日も早く良くなりますように・・・ 駅を訪ねる人たちにまた元気なお顔を見せてね。
おまけ
にゃん太郎ちゃんには会えませんでしたが、公園トイレ裏で気持ち良さそうに寝るネコちゃんを発見。
<トイレ裏で出会ったニャンコ>
きっとひなたぼっこの特等席なんだろうね。*^^*
もひとつおまけ(というか覚書)
駅舎内で土日限定で販売しているお弁当屋さん。有名なのは駅弁「百年の旅物語かれい川」ですが、ガネという郷土料理(サツマイモと野菜の天ぷら)がとっても美味♪速攻で食べちゃったので画像なしです。ごめんなさい。
・嘉例川駅:鹿児島県霧島市隼人町嘉例川2174-3