鹿児島忘年会ツアー2日目、この日は高屋山上陵(彦火火出見命の御陵)にお参りするので、その前に御挨拶しておこうと大隅国一之宮・鹿児島神宮を訪ねました。

 

5年前初めて訪ねたときは「こんなに禊が必要ですか?笑い泣き」というくらいどしゃ降りの雨でしたが、今回は快晴。

 

<二の鳥居から燦燦と降り注ぐ朝日>

 

でもこの後雨の予報なので(やっぱり~?)、今のうち今のうち・・・

 

石段を上って御社殿へ。

 

<御社殿へと続く石段>

 

石段途中には御門神社が。祀られるのは櫛磐窓神、豊磐窓神。これからお参りさせていただく旨をお伝えし、御挨拶させていただきました。

 

<御門神社>

 

御門神社のお隣には神馬舎が。

 

<神馬舎>

 

鹿児島神宮には「初午祭」といって、御神馬を先頭に、鈴と花で飾った20頭以上の「しゃんしゃん馬」とたくさんの踊り手が鐘や太鼓の音に合わせて練り歩くお祭があるそうで、できればその御神馬を拝見したいなぁと思っていたのですが、残念ながらこの日はお留守の模様・・・

でも駐車場そばに奉納された「しゃんしゃん馬」の木馬があったので、その雰囲気はちょっこし味わえました。

 

<「しゃんしゃん馬」の奉納木馬>

 

こんなきれいに飾ったお馬さんが20頭以上も連なるなんて、さぞかし勇壮なお祭なんだろうなぁ・・・*^^*

 

石段を上りきると右手に大きな木があり、その根元にお社が佇んでいます。

 

<雨の社>

 

鹿児島神宮の御祭神・豊玉比売命の御父神・豊玉彦命を祀る雨之社で、背後にそそり立つのは樹齢800年という御神木。

 

<御神木の大楠>

 

あまりに立派なお姿に、お参り後しばし見上げてしまいました。←巨木好き

 

創建が神代とも、神武天皇の御代とも伝えられる鹿児島神宮。辺りは深い木立に囲まれていて、中にはこんなきれいな紅葉も。

 

<境内の紅葉>

 

清々しい気を感じつつ、手水舎でお清め。

 

<手水舎>

 

なんだか心も清められるよう・・・

 

そのまま境内を進むと、右手に朱塗りの美しい御社殿が現れます。

 

<御社殿>

 

つい正面に進みたくなりますが、手前に「御参拝はこの上です」と書かれた立て札が。そう、正面こちらの建物は勅使殿、拝殿はこの奥にあります。

石段を上り、拝殿の前に立つと―

 

<拝殿>

 

美しい天井画に思わず感嘆のため息・・・

静寂の中、二拝二拍手一拝でお参り。日々の感謝と、この後御陵にお参りさせていただく旨をお伝えしました。

 

主祭神は彦火火出見命と豊玉比売命ですが、相殿には帯中津日子命(タラシナカツヒコノミコト/仲哀天皇)、息長帯比売命(オキナガタラシヒメノミコト/神功皇后)、品陀和気命(ホムダワケノミコト/応神天皇・八幡神)、仲姫命(ナカツヒメノミコト/応神天皇皇后)が祀られています。鹿児島神宮は正八幡宮、国分正八幡、大隅正八幡等とも称し全国正八幡の本宮でもあるのですが、

 

<勅使殿に掛かる「正八幡宮」の扁額>

 

これは720年隼人の乱を朝廷軍が八幡神を奉じて鎮圧したことと関係があるのでしょうか?もしそうだとしたら―

そのとき朝廷軍が八幡神の御験(御神体)としたのが一昨年お参りした薦神社のマコモで作られた薦枕。そう考えると、こうして再びお参りに来られたのも何かしらの御縁に思えました。

 

その後摂社末社にもお参り。四所神社、

 

<四所神社(御祭神:大雀命、石姫命、荒田郎女、根鳥命)>

 

<四所神社の美しい彫刻>

 

武内神社と順にお参りし、

 

<武内神社(御祭神:竹内宿禰)>

 

最後隼風(はやかぜ)神社の前に立ったとき、

 

<隼風神社(御祭神:日本武尊)>

 

え?日本武尊?!Σ(=°ω°=;ノ)ノ

四所神社も武内神社も応神天皇に縁の深い神々(※)なのでわかるとして、なぜに日本武尊がここに・・・? しかし前日若尊鼻を訪ねているだけにこれはありがたい・・・(※大雀命(仁徳天皇)、荒田郎女、根鳥命は応神天皇の御子、石姫命は大雀命の御妃。武内宿禰は応神天皇に仕えた家臣。)

 

思いがけず日本武尊の参拝まで叶い、感謝の気持ちいっぱいで鹿児島神宮を後にしました。

 

<隼風神社と銀杏の木>

 

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七五三記念撮影のベストスポット?

 

<勅使殿と七五三撮影パネル>

 

このキャラクターは御祭神の山幸?

それともしゃもじとお茶碗持ってるあたり田の神さぁかな?

 

・鹿児島神宮:鹿児島県霧島市隼人町内2496‐1 HP