2024年の熊野陽人アドバイザーによる陸上競技教室!
今回で4回目(2018,2019,2023,2024)になります.
今までとは違って,外部の熊野陽人コーチ・・・ではなく,オホーツクAC/ キッズのアドバイザーの熊野陽人コーチです.
外部の人ではなく,スタッフの一人として,キッズたちに指導をしにきてくれました.
熊野陽人アドバイザーは関西福祉大学の准教授で陸上競技部の監督です.
日々の部活動の指導だけではなく,トップアスリートの山本凌雅選手(三段跳 PB:16m87)や吉田弘道選手(走幅跳 PB:8m26)の指導をおこなっています.二人とも世界陸上競技選手権出場の素晴らしいアスリートです.
そういう素晴らしい指導者である熊野陽人アドバイザーがオホーツクキッズの子どもたちのために来てくれました.
オホーツクキッズに来るのも4回目なので知っている顔がチラホラ.
動きも覚えてくれていたようで,子どもたちの成長を驚いてくれました.
さぁ,陸上競技教室の始まりです.
陸上競技教室と言っても,オホーツクキッズが講師の先生を呼ぶ際は全て「コーチのこだわり」を出していただいています.
熊野アドバイザーはなんといっても「ジャンプトレーニング」と「基礎の徹底」です.
基礎を「基礎だから!」で終わらすのではなく,しっかりとなんのために必要なのかを丁寧に子どもたちに説明をしてくれます.
丁寧な説明に子どもたちは集中しながら聞き入っていました.
オホーツクキッズのコーチングスタッフにはない柔らかい言い方・・・勉強になりました.
ウォーミングアップの股関節ドリル.
これが本当に難しい.
何回もチャレンジをしていました.
ジャンプトレーニングでも,いきなりメインのトレーニングにいくのではなく,徐々に段階を踏みながらのジャンプトレーニングの指導.「トレーニング」ではあるのですが,動きも徐々に増えてきて競技場面の動きになっていくので,「トレーニング」でもあり「技術練習」にもなるメニューの構成でした.自然とジャンプが上手くなる.そういう指導です.
こちらはジャンプトレーニングの一種.
詳しい説明はなしです.(企業秘密)
なんとなく,南中ソーラン節の開始のポーズを思い出しました.
気になる方はこちらのリンクから飛んでください.
https://www.youtube.com/watch?v=lbbBR-lTA3g
徐々にジャンプトレーニングも競技場面に近づいていく内容になってきました.
今回はジャンプトレーニングにプラスして,出される力の発揮のタイミングを合わせる内容もおこないます.
こういったタイミングを合わせる動作が競技場面でできるかどうかでパフォーマンスは大きく変わります.
難しい課題をありがとうございます.
宿題としてチームで取り組んでいこうと思います.
それらを合わせた練習.
良い動き,良くない動きがはっきりとわかります.
学んだことを今後の練習にどう活かせるか.
これが陸上競技教室に参加をする上で最も大切なことです.
最後はさらに難しい課題.
これは私も怪しかったので子どもたちと一緒に取り組もうと思います.
毎回,陸上競技教室で講師をしてもらうたびに思うのですが指導者としての指導方針の「軸」はいっさいぶれずに「こだわり」の中で新しい要素やトレーニングを入れていくのが同じ指導者として本当にすごいと感じています.
進化をし続けることは口にすれば簡単なのですが,それを実践していくのは本当に難しい.
日本を代表する素晴らしい名指導者です.
そして,2024年からはオホーツクキッズで陸上競技に取り組んでいった田辺峻(110mH PB:15"18 100m PB:10"97)が熊野陽人アドバイザーが監督を務める関西福祉大学に進学をして陸上競技を継続します.
密かに夢だった,金子ー熊野のラインの教え子がついに誕生をします.
同じ関東の大学でコーチをおこなって,バチバチにライバル視をしていた指導者同士で教え子のバトンパス.
感情派でフィジカル重視のコーチの金子の指導から,理論派でフィジカル重視のコーチの熊野コーチの指導.
どのように成長をしていってくれるのか,楽しみです.
全員の前に立っている左側が熊野アドバイザー,左側が田辺峻.
頑張れ,峻!
そして,今回はなんと実技のあとには講義!
内容は「トップアスリート論」です.
熊野陽人アドバイザーがこれまで指導をしてきたアスリートに共通することについて話をしていただきました.
この内容はアドバイザーだからこその内容です.
チームメイトだからこそ話をしてくれる貴重な内容でした.
講義のあとには質問の長蛇の列.
こんなに質問をするなんて嬉しいです.
(おかげで夕食の時間に遅れました)
兵庫県からはるばる北海道まで毎年きていただけて感謝です.
陸上競技教室夜の部も盛り上がりました.
昔から思っているのですが,本当に指導者観が同じだなといつも感じています.
アプローチの仕方は違っていても子どもたちに対する思いや,コーチングについての考え方がここまで同じ人はなかなかいません.
私と熊野アドバイザー,どちらも指導の現場や試合の現場では「絶対に動画を参考にしない」共通点があることがちょっと笑えました.最新の理論を取り入れつつ,ちょっと古風なところもまた面白いです.
もうお客さんという感じではなく,完全に仲間の雰囲気になっていたのも嬉しかったです.
夕食会場でなぜか写真を撮影してくれるサービスをしてくれました.
バイトをしていたのが北見工業大学の教え子でした.
どこにでも教え子がいますね.写真ありがとね.
熊野陽人アドバイザー,2024年もありがとうございました!
互いに刺激をしあえるように北海道と兵庫県で頑張っていきましょう!!