先日,ず〜っと会いたかった「柏崎克彦」先生に会ってきました.
柏崎克彦先生は柔道家で1981年の世界柔道選手権で優勝をした世界一の男です.
寝技が得意技で柔道だけではなく格闘技界全体でも寝技の代名詞と言われている方です.
私の大学時代・大学院時代は国際武道大学の教授でした.(現在は国際武道大学名誉教授)
大学時代は関わりはなかったのですが,大学院では陸上競技の分野では眞鍋芳明先生(現在は中京大学陸上競技部監督)に学び,所属は柏崎克彦先生の研究室に入り,コーチングや競技者としての心得を学びました.
今,思い返すと,大学院時代に陸上競技の分野ではない,柔道家としての柏崎先生からの話をしていただいたり,研究室でコーヒーを飲みながら延々とコーチングや競技について語り合った日々が今の私の指導者観を作り上げてくれました.オホーツクキッズの練習や考え方には陸上競技以外の部分がものすごく多いです.そのためおこなっている内容も陸上競技らしくないところが多いのです.
柏崎克彦先生の自宅の隣には先生だけの道場があります.
奥には柔道関係の本がびっしり・・・大学時代の研究室でした.
置いてある本も普通は手に入らないものばかり.
柔道博物館という感じでした.
そして,「日本の体育の父」と呼ばれる嘉納治五郎先生(1860〜1938年)の直筆の書.
100年以上前の書がここにあります.
そして,こちらが100年ほど前の当時の柔道の書籍(国士という書籍).
100年以上前ですが,重りを使用したトレーニングを紹介しています.
今で言うケトルベルのようなものですね.
時代は回り回っていることを実感しました.
柏崎克彦先生は大学を定年退職されたあとに中国の山東省柔道隊という柔道のプロチームの総監督になられて,東京五輪に4名が代表として出場.中国運動会という中国のスポーツの祭典では山東省柔道隊歴史上最高の成績を納めました.
その功績を称えて中国から「終身名誉監督」の称号を与えられたという話を「どっかの野球の監督みたいだろ?」と笑っていました.
改めて凄い方から学ぶことができていたのだなと・・・.
他愛もない話をしながらも,柔道やスポーツへの熱すぎるほどの情熱を受け取る事ができました.
先生に会うと自分はまだまだ未熟と再確認をすることができるので,やる気も増えてきます.
オホーツクキッズに関する記事も持っていき,ニコニコしながら呼んでくださる姿が印象的でした.
これからも良い報告ができるように頑張ります.
帰り間際に教え子で現在はプロのトレーナーをしている三上竜之助も来てくれました.
先生を囲んで記念撮影.
本当に多くの方々に恵まれて幸せな陸上競技人生を歩ませてもらっています.
教え子たちに良い影響を与えられるように務めていきます.
また先生に良い報告ができるように頑張ります!