岩壁達男先生に会ってきました! | 陸上競技クラブ オホーツクAC/キッズ監督 金子航太のブログ

陸上競技クラブ オホーツクAC/キッズ監督 金子航太のブログ

走幅跳が専門のアスリート「金子航太」が,毎日のいろいろ「ん?」って思ったことを,コーチの視点とアスリートの視点から綴ります.

第30回JAAFコーチングクリニックに参加.

その2日前から東京に入って,治療や恩師の方々に会いに行って学びや刺激を得てきました.

講義という形で学ぶことも大切ではありますが,何もテーマがなく,話している中にこそ「本質」があると思っています.

私自身はポンコツな競技者であり指導者ですが,なぜか関わってくださった恩師の方々は超一流でその方々からの学びで今もなんとか陸上競技人をできています.

 

本当に周囲の方々に感謝です.

5年ぶりに母校・国際武道大学に行ってきました.

せっかくなので,母校の陸上競技場にて軽く練習.

非常勤先の網走南ヶ丘高等学校から3名が進学をしているので,そのメンバーを集めて練習.

山本凜太郎(走幅跳 PB:7m37),廣瀬慧来(棒高跳 PB:4m70),露口浩輔(100m PB:11"11).


一緒にダッシュ.

あ,勝てた.


凜太郎と慧来は4年生.二人とも自己ベストを大幅に更新.凜太郎は84cm,慧来は38cmの伸び.よく頑張ったと思います.

 

中助走で跳びました.

6m90あたり.

焦らずに身体をつくっていきます!


昔から変わらずですが,国際武道大学は「伸びる大学」です.

高校時代はそこまでだった競技者がぐっと伸びて全国クラスになることは有名です.

それは他の大学以上にコーチングスタッフが手厚く,そして暖かく見守ってくれるからだと卒業生として感じています.

 

今回,お会いしたのは国際武道大学陸上競技部監督の岩壁達男先生です.

私の大学時代は部長をされており,その後は顧問という形でチームを引っ張って行ってくれました.

学生時代は怖くて(?)近寄れなかったのですが,大学院・大学コーチ時代からはよくご自宅に伺って指導者としてのあり方や今のチームに足りないことなどたくさんお話をしてくださいました.

 

特に先生の若手指導者時代の話や行動などが当時の自分にとってはものすごい参考になり,今でもその時の話しを活かしつつコーチング活動をさせていただいています.

 

今回もたくさんのお話をしていただきました.

サプライズで大学コーチ時代の教え子の山田真也(走幅跳 PB:7m48)も来てくれました.

現在の国際武道大学陸上競技部跳躍ブロックのコーチです.

走幅跳の教え子たちが全国トップクラスまで成長をして,2023年は関東学生対校陸上競技選手権で優勝.

名門の大学を全て抑えての優勝なのでものすごい快挙でした.

日本陸上競技選手権でも卒業生の山浦渓斗選手(走幅跳 PB:7m94)が第4位入賞.

日本一,日本代表までもう少しの所まできています.

 

間違いなく若手ナンバーワンの大学コーチです.

自慢の教え子です.

ここからは勝手に学んだのですが,監督である岩壁達男先生と山田コーチの関係性や関わり方で,「監督としてのあり方」を学ばせていただきました.素のときこそ,学ぶべきことはたくさんあります.

 

オホーツクキッズも大所帯になっているので,私自身も監督としてのあり方を求められます.

子どもたちにもそうですし,コーチングスタッフにもです.大所帯(国際武道大学は多いときは部員数260名以上)を長年率いてきた人の立ちふるまいは勉強になりました.感謝です.

 

実は岩壁達男先生と奥さんは金子家の婚姻届を出す際の証人をお願いしていました.

息子のかんたが産まれたときもすぐに会いにいかせたかったのですがコロナウイルスの影響で叶わず・・・今回が初めてです.

すぐに馴染んで「じじ!」「ばば!」と・・・.言い始めた瞬間は私が怒られると冷や汗をかいていましたが,怒られませんでした.(子どもの力はすごい)

 

マンションの地下に運動スペースがあるので連れて行ってくれました.

先生の後ろをついていく姿だけでなんだか嬉しいです.

ランニングマシーンでトレーニングをさせてくださいました.

この年齢で先生からコーチングを受けられるのはずるい.

羨ましい光景でした.

 

ようやく,一番会わせたかった二人に息子を会わせることができました.

奥さんから「学生時代はおどおどしていたのにおどおどしなくなったね」と懐かしそうに話をしてくださいました.

学生時代,中学,高校時代は常に年上の「できる」兄と比較されていました.学校でも家でも・・・そのため,大人からの評価に常に怯えて大人を直視することができなかったのです.

 

国際武道大学に入学して,そういったことなんかはお構いなく,一人の人間の金子航太と関わってくださった岩壁先生や奥さんのおかげで人としての自信を掴んで,指導者という仕事の魅力に取り憑かれたのです.競技者としては恩返しできませんでしたが,指導者としては恩返しできるように日々子どもたちと向き合っていきます.

 

たくさん怒られたり,たまに褒められたり,そういったことが本当に嬉しかった.

そんな学生時代・大学コーチ時代を思い出しました.

今回も帰りに妻の荷物を持たずに歩いていて怒られました.

そういう一つ一つがたまらなく嬉しいです.

 

また怒られにいきます.

よろしくお願いします!