190日後にひとり芝居をするニキ | 大人の大人になりたくて。

大人の大人になりたくて。

★ALBA所属/劇団6番シードに19年間所属していた(2021.5月末卒業)土矢さんによる公式ブログ★



振り返り二日目。昨日のナレ録も順調に進み。15分程度で終わる。監督もサバサバしている印象があったが喫煙所で自己紹介する事ができた。

15秒のCM、30秒のCMでも撮影から原稿、構成、編集、録音と莫大な時間と人数が関わっている。このわずかなワードにどれだけの想いが乗せられるか、というのがナレーターには関わってくるのかな。コスパだけで言うならメチャクチャいいが、この手の仕事が早々くるものでもない。テレビやネットで放送されてもこれがじいじとは分からないだろう。

画像はBトレインの千秋楽トリプルコール。直ぐに衣装を脱ぐのでワイシャツだけになってしまった。衣装が一部共有だからね。汗やらでハルニくんに迷惑かけたくないという表れ。

Bトレインのメンバーの波長が合っていたように思う。皆に感謝をしているが、チェリオおじいちゃんの橋本くんは特にかも。彼のキャリアもあるが、台本上の出番はとても限られていた。人によっては淡々とこなしてしまうだろうと思うが、様々なシーンや裏回りでシングルキャストのケアもしてくれていた。
ココ役のはなほちゃんも凄かった。女優でああいうコメディパートをやれる人は多くない。セクハラ発言に取られたくないが、コメディシーンには性的魅力が不要とまでは言わないが、振り切ってエロを感じさせない力がいる。そしてバレエをやっていた経験からか要所要所の動きは実は簡単に真似できない事をやっていた。

今作品は家族がいかに楽しい家族だったかを演じるのがラストに向けての感動に繋がる。その点ではじいじと孫が家族を見ているシーンは心があたたまる感覚があった。エルザおばあちゃん、チェリオおじいちゃんがビッキーに対する感じも良く表現できていたように思う。ローゼンバーグとハンナの夫婦感と大黒柱感。ジョバンニとアンジェラの劇中には描かれてい恋愛フラグなどだ。

敢闘賞はレオナルドの豆ちゃんかな。彼の経歴はあまり知らないが、今回は劇団内でも大役を任されそれに恥じない負けないレオナルドへ昇華させたと思う。アイディア、基礎、やれる事はまだまだあったと思うが、稽古時間内は常に全力だった。次回の彼の出演作はどうなるかな。マルコ役の山ちゃんは圧巻。ひとつアドバイスをするなら劇団のプロフィール画像のタンクトップは意味が出すぎているくらいだ。そして物語のヒロインとして今作品に出演していた舞夢ちゃんのララの存在感も。稽古では色々と苦労する面もあったと思うけど、良く頑張ってた。

そんな家族が色々と台詞を紡いでくれたおかげで、じいじを演じる上で様々なアイディアをちょうだいし、作品へ乗っけられた。1つはじいじ登場時に口ずさんでいた歌は『ここは楽園』。レオナルドとマルコが劇場に忍び込み、ローゼンバーグらと出会った時に歌われていた曲。そして2つ目が


白い靴下。これは劇中にココが『いつか白い靴下をはいた…』という台詞を踏襲し、じいじは白い靴下にした。今作品が靴下にまつわる部分もあり、ところどころで白い靴下を見せる動きをしていた。まあこの辺りは自己満足の世界だ。

明日はズームによる公開打ち上げ(事前購入の方のみかな?)。ララバイ振り返りは明日で最後までまとまるかな。

じいじの次回作にご期待ください。
第二章おしまい。