俳諧 | 神鳥古賛のブログ

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古典。読めば分かる。

我は俳諧の達人なり。秀句の十句もあらば、その者は俳句の達人なり、てふ主旨の言葉は、俳聖芭蕉のものなりき。我は現代の芭蕉を自認しゐたり。著書「大日本教」にも掲載したれども、ここに、我が愛玩の句を載す。




ばう屋にひとりつぶやく狂者かな

萬乘の君かひとよの菅枕

勿咲ひそよ門口に春の風

わびしさを友とや北へわたる鳥

朽ち葉あらひ花も夢見る銀世界

人や見き九竅にわたる河歴史(文字なし。九の穴の意なり。即ち人体なり。)

おもはぬにほつと咲きをり梅の花

春いちばんの聲す日本滅ぶべし

ひとつ枝につぼみと花よ春の雨

天皇のつらさやな諸人盲龜焉

巴里シャンゼリゼに哲學す「枯れ葉よ、」

零下30℃モスクワに響け不協和音♪

唐招提寺みち遙かなり青海波

ロンドン霧に時を刻むQueen

法華經や佛所護念のとりの声

 

 去る日、朝日俳壇に於いてかゝる句を見つ。「政治など語るな雉の句を作れ 大谷昌弘」何とやらん氣にかゝりて、則ち詠める。

 

國會議事堂きじも鳴かずばうたこそ詠め

 

むらさきに杉さきはひぬ藤の花

 

曇天におびたゞしき目や合歓の花


いぬのふぐり星の花と名を改めよ


 2024年春より


むらさきの片栗のみち萬葉の道


侏儒のごと猩々袴あまたをり


つくづくし踏まじとよろめく心づくし


すさまじや捻ぢ木よぢりすぢりもぢり


白と桃のふた色に咲く山桜花


群生す、かたくり片栗かたくり


星降る夜青木の花はこむらさき


春風駘蕩うす着せばや春蘭花


苞の向きもおのもおのもに水芭蕉


延齢草のやつれうなだる花のさま


たんぽぽのぽぽのぽぽ、いや、「萬歳楽には、」


碇草のしるく群れ咲きかゞよひさう


老樹二百歳の桜の花若し


葉を観るもおもしろ水芭蕉団扇して


夏来ても花春蘭は艶つやし


水陰に燐か鬼火か著莪の花


緑蔭に朱き火とぼせ山躑躅


夏に見るさくらやあはれ谷うつぎ


丘をおほひ浪の花咲くはなうどよ


野に生ふる若八つ手のてのつやつやと


まれまれに会ふ笹百合の花角隱し


笹百合やひとむきに咲くをみなぶり




詰め込み過ぎとの批判もあれど、巨大なる句は句集の牽引役を果たすべし。








 

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