本旅行には関係ないが、あと二日でクリスマス。我が家もクリスマスツリーを飾った。というより、私が飾ったという方がいいかもしれない。引っ越しが多くて、運びまわらなければならなかったのと、住んでいた家が小さかったときもあったために、我が家のツリーは私の背丈より低い、アメリカでは小さ目のツリーだ。

子どもが小さいときは、ツリーの飾りつけをやってくれたけど、今は二人とも家を出ているし、興味も無いようで、ここ数年は私がツリーを組み立てて、飾って、楽しんでいる。元々子供たちを喜ばせようと思って買い集めた飾りだが、いつの間にか自分の楽しみのために集めるようになった。飾りつけ一つ一つ、買った場所や、誰が一緒だったか、思い出がある。人にもらったものも、子供たちが小さいときに作ったのもある。今年は旅行に行くことが多かったので、旅行先で買ったオーナメントが増えて、小さなツリーがいっぱいになってしまった。今回の旅行でもザルツブルグとローマで買った。そろそろ来年はもう一回り大きなツリーを買わないとならないかもしれない。

 

ヨーロッパ旅行の話に戻ることとする。

 

ローマに到着した日。まだ昼間だったので、晩御飯までかなり時間がある、ということで、旦那もいることだし、できるだけ見てみよう、ということになった。ちなみに、旦那もローマは初めて。

ローマと言えば、やはり映画、ローマの休日を思い出す。あそこに出てくる場所を回れば、間違いはないだろうということで、まずはスペイン階段に行くことに。

ホテルから地下鉄。

 

電車の線は多くない。いつも電車やバスに乗るときは、乗っているときに、正しい方向に進んでいるか、あと何駅あるのか気になるので、停車駅を書いた標識の写真を撮ることにしている。

なんかマンハッタンの地下鉄に似ている。

やっぱりいろんな人種の人がいるし、いろんな服装もあって、アメリカみたいだな。

観光客も多いのかもしれないが、地下鉄の利用者が多い。

うん。こういうのはいいんじゃない?


駅を出ると、大勢の人。両側はレストランや、お店がずらりと並んでいる。

正直言って、両側にある建物に圧倒されてしまって、見上げながら歩いた。

どの建物も立派で素敵で驚いた。ディズニーシーとかの遊園地みたい。

 

そして、目の前に現れたのが、スペイン階段。まず、ドーンって感じで、大きくて、人がたくさんいて驚いた。

 

ここでもお茶できる。

こういうのもある。これだけでも、違う国だったら観光名所になるのに。

こういうのも。違う国だったら立派な待ち合わせ場所。ここだと、だれも見向きもしない。

スペイン大使館。あ、なるほど。これも随分立派な建物だな。

 

焼き栗を売っていた。きれいに飾りつけしてあった。どれも粒が大きくて、おいしそうだったけど、こんなところで不思議なもの売ってるね。こういう風習があるんだね。

人がうじゃうじゃいる状態で、びっくり。まるでコンサート会場。ものすごい集客力。しかもただ。

 

それでは次のところに行こう。広場からは放射線状に、たくさん道が出てるんだけれど、一番人の多い道を行けばいいのではないか、ということで、この道を行くことに。すごいねえ。竹下通り状態。今日は日曜日だからかな、こんなに人が多いのは。普段はどうなんだろう。

私は建物や、インテリアに興味があるんだけれど、どれをとっても素敵な建物ばかりで、圧倒。両脇はお店とレストランがびっしり。あとはアパート、というか、人が住んでるのかな。

 

結構いろんな道をくねくね歩いたんだけれど、どこの道に入っても、人がたくさん歩いてて、両脇にお店が並んでいて、建物全部が素敵。人が大勢歩いてて、建物も立派で、素敵で、古くて、お店やレストラン、カフェが次から次へとつながっていて、切れることがない。ものすごくパワーのある街。

全面石畳の道路の上に建っている、すてきな建物。ここも大使館?とにかく、一つ一つの建物が大きい。

 

教会があったので、入ってみることに。今日は無数にあって、いちいち調べるのが大変だったので、この教会の名前は分からない。

中はこんな風。ああ、イタリアの教会はこういう感じか。重くて暗い感じ。ドイツの白い教会の方が好きだったかな。旦那に言うと、「こっちの方が古いからじゃない?」。ああ、そういうことか。

車の多い道もこんな感じで、人と車が雑多に混ざってて、圧倒される建物に囲まれて。初めてきて、初日だから圧倒されて、何を見てもすごいと思うのかもしれない。こんな観光名所でも何でもない。ただの街角でも、立派に思ってしまって、写真撮りまくり。

こういう、さりげない、裏の道も風情があって素敵。

 

そして、左に見えてきた、この大きな物。人のサイズと比べてこんなに大きい、ということを見せたかった。

トレビの泉。

ものすごく大きくて、1枚の写真に納まりきれない。それから、ものすごく大きな水の流れる音。1枚の写真に収めようとすると、全体が小さく見えてしまうけど、すごく大きい。調べると、1732年建設。高さ30メートル。

人が写ってると、もっとサイズ感わかりやすいかな。

 

ここもすごい人出。

前が階段になっていて、そこに人が座っているんだけど、まるでコンサートみたいに、人がびっしり。

 

周りにジェラート屋さんがたくさんあって、旦那が食べたいと言ったので、買った。映画でも食べてるの?映画好きのわりには、ローマが舞台の映画は観てない。

おいしそう。食べてもいいよ。

席ないので、立ち食い。

 

それから歩いて駅まで戻った。

 

両脇にたくさんレストランが並んでいるのを見ながら、駅に向かった。皆外で食べるほうが好きみたい。私は中の方が好きだけど。食べている人たちを見ていると、お腹が空いてきた。

駅の改札。3日連続の切符を買った。ドイツは一度買うと、改札機とかを通さなくても自由に乗り降りできたが、ここは改札を通るたんびに切符を通す。日本と同じ。たとえ3日連続パスであろうと、バスや、電車に乗るたんびに切符を通すことに慣れているから、ドイツの、切符を見せなくても自由に乗り降り、は違和感があった。キセルする人とかいないんだろうか?

 

一旦ホテルに戻って一休み。

そして、晩御飯を食べるために外に出た。ここら辺は駅に近いところなので、レストラン街で知られているみたい。

日本人の観光客も多いみたいで、日本語のメニューもあってびっくり。いろんなところ旅行したけど、日本語のメニューのあるところってハワイしか知らない。あとは、日本人珍しいって顔されるから。日本語を片言話せるウェイターさんとかもいて、ますますびっくり。

ミネストローネスープ。これってイタリアの物なの?名前からするとそうか。

私は迷った挙句、ラザニア。

主人はボンゴレ。

食後はフラン(プリン)。

全部普通においしかった。アメリカはイタリア人の移民が多くて、イタリアンレストランも多く、アメリカで食べてるから、特に初めて食べる、珍しい食べ物、という感覚はなかった。味ももちろんおいしいんだけれど、アメリカのイタリアンも同じようなおいしさ。私はEataly好きだけど、Eatalyみたいな感じだった。日本のイタリア料理とは違う、確かに。日本のは日本のでおいしいと思う。正直言って、麺は日本の方が好き。

 

ああ、今日も長い一日だった。ローマにはびっくり。明日は旦那は仕事があるので、1日中私一人だ。

ガイドブックを見たけど、ローマってどことっても見どころたくさんで、美術館だけでもいくつもあるから、選択肢が多すぎて決められない。一晩寝て考えることにする。