Quantico

これは公式なサイトではありません。アメリカドラマ好きの作者が、ドラマを見た後に、記憶を頼りに、個人の記録として書いているものです。ハプニングの詳細、固有名詞、時系列は誤っている場合が多くあるかもしれません。複雑なストーリーは分かりやすくするために、変更、簡素化してあります。 名前はすべてアメリカ人と同じ読み方です。

放送期間:2015年12月~

主人公はAlex Parrishという、インド系の女の子。これは FBIクアンティコ訓練所の訓練生たちの話である。
インド人の女の子が、インド系ゆえ、テロリストの容疑をかけられる。全員新米FBIとして、クアンティコで訓練を受けた仲間。登場人物全員が秘密を持っている。

アレックスは、酔っぱらって母親に暴力を振るいそうになった父親の銃を奪って、父親を射殺。母は、正当防衛を主張して、自分が殺したことにするが、アレックスはそれからずっと自分が父親を殺した罪を母がかぶっていたことに罪悪感を感じ続ける。母親は、この事件のあとすぐ10年間アレックスをインドの実家に送り、アレックスは大学に入るまでの10年間をインドで過ごす。
アレックスは、のち、クアンティコで、父と一緒にオペレーションに参加していた、というFBI捜査官から、父は実は、FBIきっての名捜査官だったことを知ってショックを受ける。アレックスは、父は単純労働者で、よく酔っぱらって母に暴力をふるっていた、という記憶しかなかったからだ。実は、父はFBIのおとり捜査などで機密オペレーションに加わったことがよくあり、そこで起こったことが忘れられず、家庭まで引きずって、お酒を飲んで気を紛らわしていたらしい。


ドラマはアレックスが、ニューヨークのグランドセントラルのがれきの中から出てくるところから始まる。その間、訓練を受けた時のことが再現され、現在と、訓練を受けていた最中のことが交互に出てくる。考え方としては、訓練を受けた仲間の中に、本物のグランドセントラルを爆破したテロリストがいる、というものである。
アレックスは訓練生の中でも一番優秀で、リーダー的存在だった。アレックスがグランドセントラル駅を爆破したテロリストだとは信じられない仲間がたくさんいた。そういう仲間に助けられ、アレックスは逃亡し、その間、本物のテロリストを見つけ出す、というドラマだ。

このドラマは、ペースが速くて、名前が次々と出て来るので、混乱する。登場人物同士が、隠れて付き合っていたり、過去は夫婦だったとか、息子が反社会思想を持っていて、投獄されているとか、実は親子だったとか、華やかで、美しい見かけとは違って、みんなそれぞれ後ろめたい秘密や、人に知られたくない過去を持っている。だから、誰がテロリストでもおかしくない。登場人物同士がいろいろかかわりあっていて、ややこしい。
あと、いくらがれきから無傷で出てきたとはいえ、FBIがいきなり彼女をテロリストと決めつけて、全国的に彼女を狩る、というのもFBIの割には、慎重さが足りない気がする。
セリフも、次に何を言うか予想できてしまうような、型にはまったものが多く、Game of Thronesやwalking Deadなど、深く、考えさせられるドラマと比べると、軽くて、ありえない設定で、単なる娯楽の分野に入るが、そういう気持ちで見れば、面白く見れる。タイプで言えば、24や、前ブログに書いた、ストーカーのような感じだろうか。

今はウィンターフィナーレということで、結局誰がグランドセントラルを爆破した犯人なのか、わからずじまいだ。視聴率が良いらしく、このままずっと放送を長引かせるつもりらしい。ということは、結局ずっと見続けても、本当のテロリストが誰なのかわからない、という可能性がある。視聴率を獲得するために、ドラマを長引かせると、話が水増しされ、もったいぶった展開になり、だんだん面白くなくなっていく、ということがよくあるのだが、このドラマもそうなってしまうのだろうか。
今後はこのドラマのブログを書くかどうかわからない。まずは、見たということで、記憶が新しいうちに記録に残しておこうと思って書いた。