思えば「密集 密接、密閉の三つの密を避けましょう」と呼びかけて「三密」という言葉を流行らせた、スローガンの好きな小池さんをあげつらっていたら、こんなニュースを見つけました。
選挙啓発ポスターに「他力本願知事」登場、本来の意味とは違うと指摘受け…「人まかせ知事」に刷り直し (msn.com)
鹿児島県選挙管理委員会は１９日、知事選への投票を呼びかけるために作成した啓発ポスターの一部に使われていた「他力本願」という文言について、外部から「適当でない」と指摘を受け、文言を訂正した。該当する約１６０枚を刷り直すという。
県選管によると、ポスターでは「他力本願知事」や「犬知事」などを登場させ、「知事って、誰でもいい？…わけない！！」と投票を呼びかけている。
この日、新聞に掲載されたポスターの記事を見た宗教関係者らから、県選管に「他力本願の本来の意味と異なる」という指摘があり、「人まかせ知事」に訂正した。
ポスターは全５種類計６５００枚で、このうち他力本願の文言が使用されていたのは２種類の約１６０枚。２０日から公共交通機関の中づりで掲示される予定だったという。
そこで昔ばなし。
わたしの子どもの頃、倉石忠雄という政治家がいました。佐藤派だったっけなあ。総務会長とか政調会長とかにもなったと思うけど、何回か入閣もしました。
その倉石氏が大臣の時、「日本の防衛は他力本願」といって、真宗関係者から大批判を受けた。「他力本願」は「他人任せ」の意味で、普通に使われている言葉でしたから、政治家の発言は、かえって真宗の教義を広める機縁となったのではないかと思います。
鹿児島県の選管ってところ、かつて同地で盛んだった廃仏毀釈の影響があるのかと妄想。
まあ、知らない人は神道も仏教も、基本的なことから知らないから、どこの地方でも同じかな。