玉川一郎という人がいた | みんななかよく

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誰かのエッセイに書かれていた話なんだけど、誰だっけな。

 

戸板康二さんの「ちょっといい話」だったかしらん。それだと何年ぐらいの事だろう……。

(「うるさいね、リンクなどつけないよ」 って誰に向かって言ってる)

 

えーと1978年の本か。

 

まあ、ネタ元の詮索はいいや。

なんか挿話集みたいな本で読んだと思います。

 

戦後のラジオに、いろんなところで仕入れた話を語るていのものがあったんですと。街頭録音とかいうのでなく、語り手が話すんだけど。

街の銭湯で拾った話とか、商店街で聞いた話とか、あれこれ。

 

そんなに奇譚というわけじゃないのでしょうが、「へー、そんなひとがいるの?」 と聞いた方は面白がる、ってことなんでしょうね。

 

そんな番組で、戦後間もない頃には、何と言ったか、その本に詳らかに記してあったのか、もう忘れてしまいましたが、その番組のリポーター役は、玉川一郎さんという作家さん。

 

で、記憶が定かでないけど、戸板康二さんだか筆者が、玉川一郎さんに、「よく面白い話を次々と拾ってくるもんですね」と言ったんですと。

そしたら、玉川さんは一言、「ぜーんぶ創作」。

 

そう答えたって言うんです。わたしは、「作家さんってすごいもんだなあ」と素直に感じ入って、今になっても覚えています。

作家さんにしてみれば、靴の底を減らして歩き回って、市井の話を蒐集するより、筆の先に庶民の逸話もどきを創作するほうが容易いんでしょうねえ。

 

というわけで、わたしはmsn経由で見つけたようなお話は、実話かどうかは分かんないよね、と思っております。

 

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