「毎日」のネットにあった記事。 そのうち、途中までしか読めなくなると思い通読。
早いとこ、読みに行ってください。
異端狩りを始めた菅政権 日本学術会議への人事介入は「レッドパージ」の再来である=特別寄稿・保阪正康
https://mainichi.jp/sunday/articles/20201015/org/00m/010/001000d
前半を要約すると、
―今度の任命拒否の方針は菅内閣以前から決まっていたことの踏襲ではないか―
ということ。
(引用)
>ところが今回、内閣法制局は内閣府と2回(2018年11月と今年9月)にわたって調整を行い、学術会議の側から推薦された研究者を必ずしも任命する義務があるわけではない、との確認を行ったというのである。
6人の任命拒否はその方向に沿っているといえるようだ。つまりこの案件はシャドー・プライムミニスターの残していった方針だということになる。菅首相が、「法的に問題はない。6人をなぜ任命しなかったかについては説明する必要はない」と発言するのは、こういう流れの中でどういうやりとりがあったかを説明することはできないとの意味を含んでいたように思われる。
(まで)
その後は、任命拒否についての批判を概括した上で、こういう立論。
(引用)
>有り体にいえば、これは「パージ(追放)」なのである。太平洋戦争の敗戦後、日本はアメリカを中心とする連合国の占領支配を受けた。この占領期間に、日本は二つのパージを占領軍に命じられた。一つは公職追放である。戦時下に戦争協力を行った立場の関係者は公職から追われ、公職に就くことができなかった。
>もう一つはレッドパージである。1950年6月の朝鮮戦争に前後して、共産党やその同調者たちは職場を追われ、人によっては逮捕されることにもなった。どちらもアメリカ政府の意向を受けた「パージ」であった。とはいえこの実施運用にあたっては、時の吉田茂内閣にもある程度は任されていた。事実、吉田は恣意(しい)的にこの追放を自らの権力拡大に利用してもいた。石橋湛山などの扱いにそれがうかがえる。
>今回の任命拒否問題の本質を「アカデミックパージ」と受け止めて見ると、この内閣の怖さが浮かび上がってくる。どういうことか。
(まで)
というところを「切れ場」にして、元記事に誘導。
当方の感想はコメント欄で。どうせ「無題」ってタイトルですけどね。