最近、テレビでもちきりのニュース二つ。
毎日新聞
朝日新聞
共同通信47ニュース
県警、軽井沢の事故バス検証開始 (信濃毎日 )
なんて記事に飛べるようになっています。
(引用)
約250メートル手前のカメラの映像では、事故を起こしたとみられるバスが、センターラインをはみ出しながらS字カーブの最初の左カーブに進入。その後、左車線に戻りながら右カーブを抜けていった。
写っていたのは約5秒間で、ブレーキランプは明るく点灯しているように見え、スピードもかなり出ている様子だった。事故現場は写っていなかった。
(まで)
碓氷バイパスって、上信越道ができる以前はよく通った道ですね。雨が強いと通行止めになる。
高速ができる前ならしょうがないけど、スキーバスなどは上信越道を使うよねえ。普通。
そもそも高速料金が高すぎる、ってつぶやいている人は結構いるんじゃないかな。
大型バスっていっても、大きさが違うんだから飛行機みたいに機種ごとに免許を変えろ、なんて言ったら「コストばかりかかる」って、反対論が強いかも。
ただ、直接の因果関係があるかどうかは不明でも、バスの運行会社や旅行業者の過当競争と法令違反は、なんとかしないと。
福知山線の事故の時に、JR関係者が昔、「事故を起こすと費用がかかるから、企業は安全対策をとるはずだ。自由競争を促進して規制緩和をするほうが安全対策になる」と言っていたという話を聞きました。
ただ現実化しないリスクを算定して、市場原理に折込むようなメカニズムはできてないい。安全対策をとっていない事業者が損失を蒙って、対策をとるのは、事後的な場合が多い。
犠牲が出てから、不適格な業者を市場から退出させても後の祭り。また、安全のコストを見込んでいる業者を、消費者は購買行動の時に情報を得て選好できない。(ベテラン運転手だし安心だね、というような情報を得られるスキーツアーの宣伝ってあるのかな? )
となると事前にある程度の参入規制があってもおかしくないと思うのですが。また、安全管理上の不備は消費者に伝えられるようにすべきでしょう。(旅館や施設の消防署のマークぐらいかな。あるのは)
朝日新聞
あらためて発端からおさらい。
廃棄カツ、スーパーで販売 ココイチ製、産廃業者横流し 記事
壱番屋によると、問題のカツは昨年9月2日に同県一宮市の自社工場で作った。パン粉を混ぜる機械のプラスチック製の棒が8ミリほど欠けているのが見つかり、壱番屋はこの日ここで作ったカツ4万609枚の廃棄を決定。同県稲沢市の産廃処理業者「ダイコー」に10月19日に渡した。
しかし、壱番屋や同県によると、今年1月11日、同県津島市のスーパー「Aマートアブヤス」神守店の店頭で、壱番屋のパート従業員が冷凍カツを発見。壱番屋のカツ、との広告が掲げられていた。名古屋市中川区にあるAマートの春田店の店頭でも見つかった。
壱番屋がダイコーにただしたところ、Aマートではない複数の業者に売ったと認めた。「親しい人から、ほしいと頼まれた」との説明を受けたという。
(引用ここまで)
毎日新聞
損害賠償という話の前に、取引はやめるってことにはなるよね。
ダイコーと契約打ち切り次々 記事
包装不備などで出荷できないアメやチョコレートの廃棄を委託してきた大手菓子メーカーは近く、取引を打ち切る。担当者は「別の業者に頼むにしても、廃棄品を砕くなどして転売できないようにしたい」と話す。
(引用ここまで)
そういえば、わたしの祖母は癇性な人で、お煎餅を袋からとるのに橋を使ったって兄嫁が笑っていました。
お店でかけそばとか食べるでしょ。万が一にも汁が再利用されないようにと、割り箸を折っていれたり。今では考えられないでしょうが、戦前は一国中が貧しかったですからね。汁の再利用は「風聞」 「伝説」でしょうけど、粗悪品などはいくらもあったでしょう。業者は何をするかわからない、という不信感も今よりあったろうと思います。今ならすぐに報道されて社会的なサンクションが強いでしょうが、昔はマスコミもそんなに発達はしていない。
でも、実際にこうして、正規ルートではない食品が流通するケースがあるのですねえ。冷凍食品ってあんまり買わないから、外のパッケージがないようなものでも流通するって知らなかった。
消費税をインヴォイス方式にしておけば、不透明な取引は抑止できないかな。
ナショナル麻布だの紀ノ国屋だので買い物している分には誰も心配しないだろうけど、普通の街のスーパーの品物だと、どういう経路の食品かなと不安になるかも。
テレビで、なんたらフーズの実質経営者(ってなんじゃ?)って、もっさりしたおじさんが出てきたのを見ていると、格差社会で怪しげな食べ物も出回ったいるのかなあ、と心配になります。