投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

一昨日に続いて住宅ローンの話。

日銀が金融正常化に踏み出したのに伴い、住宅ローンの変動金利・固定金利の選択が話題になっています。

それはそれで大切な検討課題ですが、新規契約者にとってもう一つ大切なのが、元金均等返済と元利均等返済の選択。

 

◇元金均等返済・・・毎月返済する元金が同じ金額となる返済方法 

  メリット:総利息額が小さくなる

  デメリット:初期の返済負担が大きい  

◇元利均等返済・・・借入利率が一定なら毎月の返済額が同じ金額になる返済方法

  メリット:返済計画が立てやすい

  デメリット:総利息額が大きくなる

 

銀行は必ず元利均等返済を勧めます。自分たちの収入が増えるからです。

しかし、「金利がある世界」に戻ったいま、総利息額を引き下げるために、元金均等返済をもっと考慮するべきだと思います。

というと、必ず「元金均等返済だと初期の返済負担が大きく、とてもじゃないが借りられない」と反論されます。

気持ちはよくわかりますが、初期の返済負担が大きいと嘆くのは、そもそも「借りすぎ」。元金均等返済でも余裕をもって返済できる範囲で借りるのが基本ではないでしょうか。

「それだと永遠に住宅を買えない」と言われますが、住宅は無理して買うものではありません。賃貸でライフステージや家族構成に合わせて住み替えるのが合理的だと思います。