投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

是非読んでいただきたい投資本を紹介するシリーズの第2回(第1回はこちら)。今回は、チャールズ・エリス著『敗者のゲーム』。

この本の結論をひと言でまとめると「インデックス運用がお勧め」です。

「敗者のゲーム」とはどういうことでしょうか。

テニスのプロの試合では、見事なスマッシュやボレーをより多く打ち込んだ優れた選手が勝ちます。これは「勝者のゲーム」です。

一方、素人の試合では、お互いに凡ミスが多く、ミスが少なかった方が勝ちます。これが「敗者のゲーム」です。

エリスによると、株式投資はまさに「敗者のゲーム」であり、よりミスが少ない者が勝つ、そのミスの少ない運用方法はインデックス運用だ、ということです。

市場が発達した今日、機関投資家による売買が90%超を占めます。プロ同士が戦っている市場にシロウトの個人投資家が飛び込んで、スマッシュを打ち込む、つまりプロを上回るパフォーマンスを出すのはほぼ不可能です。

ならば、個人投資家がやるべきは、インデックスファンドでミスのない運用をし、市場平均並みの成績を上げるべき、というわけです。

ということで、個人投資家はインデックス運用を主体にするべきです。あのウォーレン・バフェットも自分の家族を含めて個人投資家にはインデックス運用を勧めています。

個別銘柄の運用については、明日の3回目にお勧め本を紹介します。