投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

新NISAで投資デビューし、3月まで好調だったものの4月以降の急落で、「ビギナーズラックだったのかな。やっぱりちゃんと投資を勉強しなくちゃ」と思っている個人投資家が多いのではないでしょうか。

私はすでに投資法をかなり確立していますが、投資法そのものが好きなので、毎週最低1冊は投資本を読むようにしています。たいていの投資本は、噓・誇張・間違い・思い込みのオンパレード。ただ、どこが正しいのか間違っていのかを探るのが実に楽しい。下手な推理小説よりもはるかに楽しめます。

という前置きはこれくらいにして、今週末から始まる大型連休に是非読んでいただきたい投資本を3冊紹介します。

本日1回目は、スタンリー著『となりの億万長者』。

個人投資家の方とお話しすると、たいてい真っ先に聞かれるのが、「どの銘柄を買えばいい?」。しかし、その前に、自分の人生を見つめ直し、目標を立て、ライフスタイル、そして投資法を確立する必要があります。銘柄選びはその先です。

この本は、アメリカの富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士が1万人以上の富裕層への調査を通して、富裕層のライフスタイルや投資方法を解説しています。

富裕層というと、起業家・芸能人といった特殊な職業の人を想像するかもしれませんが、書名の通り、富裕層の大半は会社員・公務員・自営業主といった普通の職業の人です。

また、高級車に乗り、夜な夜なパーティをはしごし、という派手な暮らしをしていると思いがちですが、これも間違い。実に質素な生活をしています。

この本では、副題の「成功を生む7つの法則」という通り、富裕層になる7つのポイントを紹介しています。

1997年の初版ですが、新版が出ていますし、『その後のとなりの億万長者』という続編もあります(こちらは読んでいません)。なので、内容が古いということはありません。

なお、個人投資家のライフスタイルを考えるための本としては、本多静六『私の財産告白』もお勧めです。