でっ、昨日は”ダブルヘッダー”!
午前4時半に起き、まずは小向トレーニングセンターへ。

そして午後は美浦トレーニングセンターへ。

いやぁ~~~スゴイなぁ~~!!
さすがは”天下のJRA様”のトレーニングセンター。写真は・・・これ・・・一般道じゃ~ないですよ!
正面門からの大通り。すごいでしょ!
ちなみにこの大通りの一番奥にある、藤沢厩舎や、菊川厩舎に歩いて行くと30分はかかる。
自転車でも軽く10分・・・人馬(取材者&お馬ちゃん)とも良い運動になる。
美浦トレセンには南北に調教馬場があるのだがこんなに広い!

スタンドからの撮影だが、各コーナーが広すぎて写真に納まらない。
わかりづらいが向こう正面の丘陵になっているのが坂路コース。
”ハロー掛け”のトラックも数台動いている。恐るべき設備である。
・・・・トレセンで競馬が開催できるのではないかっ!?”美浦競馬場”なんてどうだろう???
とっ、思ってしまうくらい。
そのスタンド前の風景。

スタンド前もかなり広い。ここで調教も出来そうな気がするが???
馬も2000頭を超える。

厩舎も老朽化だ進んできたとは言え十分立派である!
これだけの設備・・・競走馬が走らないほうがおかしいと考えてしまう。
環境が揃っているにもかかわらず、走らないとなると・・・
よほど素質の無い馬か、厩舎スタッフの腕が悪いか、騎手がヘタレか・・・はたまた育成場が悪いのか・・・。
まぁ~良い・・・それぞれの理由がある・・・。
とっ、あくまでも私、写真人は写真人なので写真を撮る。
どんな厩舎であれ、かわいいお馬ちゃんが撮れればそれで良しっ!
”弘法筆を選ばず”である
厩舎内の撮影では比較的音が静かな”安物デジ一眼”で撮影する。
ごっついデジ一眼も持参するがあくまでもサブ機・・・値段は十分メイン機だが・・・。
”安物デジ一眼”は値段が安い分、作動音も静か・・・”ごっついデジ一眼”はごっつい分、作動音もでかい!
お馬ちゃんに”ボンクラカメラマン”よろしく、機材自慢をしても仕方ない

「最近、カメラマンってデジカメになった”バカみたい”にカシャカシャ写真を撮るよね・・・。フィルム時代はそんなに撮らなかったのにね・・・。どうせ雑誌や新聞で使うカットも数カットなんでしょ・・・。」

ちょっと写真に興味がある厩務員さんに話しかけられる。
「なぁ~~~に言ってるんですかっ!見てくださいっ!
こうやって写真を撮るのですよ・・・私、写真人としては!」
とっ、あくまでもかるぅ~~い口調で撮影した画像をデジカメのモニターで見せる。
こうして撮影した画像をすぐ見せられるのがデジカメの利点。
「よく見てくださいよ・・・特に耳の部分・・・。ほれっ、お馬ちゃんがこちらに気を引いているのがわかるでしょ!」
(写真はオリジナルの連続写真)

「なかなか一発ではこちらに気を引いてくれませんからね・・・。フィルム時代は口笛を吹いたり、舌打ちしたりして気を引かせたものですけどね・・・。シャッターの音(もしくはモーターの音)が一番効果的にお馬ちゃんが耳を立ててくれるんですよ・・・。」
「なぁ~るほどねぇ~・・・。デジカメって便利なんだね・・・。さすがは”馬・写真人さん”!」
おだてられるほど気持ちの良いものはない”男芸者”の私、写真人・・・がははははっ

しかぁ~し!
・・・厩舎の写真については”間違いなく我が担当ではなくなるであろう”S君からは、毎月のように叱咤されているのだけど・・・もう・・・何年も叱咤され続けている・・・しかも毎月・・・

”ダメ出し”ではなく、あくまでも”愛の鞭”であると良いほうに考える私、写真人。
デジカメ全盛で”写真なんてきれいに写っていれば良い!”という雑誌編集者が多い中、ある意味貴重な存在・・・であると思うのだけど・・・
競走馬同様、普段の”強い調教”が明日への勝利へつながると考える・・・かなっ!?
これから写真人を目指そうと思っているそこのアナタッ、厳しい担当者をお付き合いしましょう!
何を言われてもへこたれない精神も写真人には必要です・・・けど・・・。