美浦トレセンは広すぎだろっ!! | そうべいのブログ

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今日も・・・3月というのに朝早く寒い中、茨城県にある美浦トレセンに突撃!
はぁ~・・・トレセンの春はいつ・・・。

”我担当ではなくなるかも知れない”Sクンからの指令は馬4頭。
まぁ~楽勝、楽勝!
”ちゃんと撮影してくださいよっ・・・厩務員&助手さんとおしゃべりばかりしてないで・・・”とツッコミを入れられそうだが・・・お見通しなのねっ・・・Sクン・・・

トレセンには各厩舎に番地のようなものがある。
Aから始まりJまで、各アルファベットには最大1から15までの番号がある。それが南北に連なるのだ。
”自称・斉藤厩舎オフィシャルカメラマン”の私、写真人が良くお世話になる斉藤誠厩舎の場合・・・
”南・A・2”という具合。
何か競馬に関する質問があるとついつい尋ねてしまう国枝厩舎の場合・・・
”北・D・5”という具合。

正門からAとなりメインストリートをはさんで南北に別れ1から始まる。
イメージ 1

Aの厩舎は正門から近いが最後のアルファベットであるJとなるとかなりの距離がある。
新人調教師は馬房数のすくないJの並びからの開業。Jは基本、”新人調教師通り”となる。

でっ!

本日の撮影は・・・。

Aの並び、久保田厩舎からスタート。顔なじみ&正門から近い厩舎なので初っ端から攻める。
イメージ 2

お目当ての馬は調教開始前。撮影のアポを取り次なる厩舎へ・・・。

正門から最も遠いJの並び、牧厩舎である!
イメージ 3

久保田厩舎から牧厩舎までゆっくり自転車で行って7~8分・・・往復15分ほど・・・。
調教開始から2時間(=調教が最も忙しい時間)は部外者の車の進入禁止。
そうなると、徒歩か自転車、スクーター(=原付)での移動となる。
以前、スクーターを持っていたのだが、スターターの調子が悪い&パンクで放置状態・・・。
保安室からお借りしている自転車で厩舎を移動する。

調教師の牧さん・・・調教に乗る調教師なのでなかなかつかまらない・・・撮影のアポが取れない・・・
それ以前に調教に出払っていて厩舎のスタッフが誰もいない・・・。
仕方なく、調教スタンドに顔を出すが見つからない・・・。
そうこうしている内に久保田厩舎の馬の調教時間の終わりが近づく・・・。

もう一頭、比較的真ん中に位置するGの並びの天間調教師にも撮影のアポを撮らねばならぬ。
・・・当然、天間厩舎も調教中で牧厩舎同様スタッフが誰もいない・・・。
”これはイカンッ”とばかりに再度、牧厩舎に行くがまだ誰も戻っていない様子・・・。

この間、なんやかやで移動時間だけでも小一時間かかっている・・・

急いで久保田厩舎に戻り、馬が厩舎に戻って来たか確認。
「あと五分で戻ってくるよ・・・」助手さんの一言。
もう牧厩舎に行っているヒマはないっ、何せ往復15分もかかるのだから・・・。
幸い、久保田厩舎は調教スタンドから最も近い厩舎なのでスタンドにちょっと寄ってみる。

とっ!

運よく、天間調教師はっけぇ~~~ん!逃してなるものかと取材&撮影のアポを取る。
あれこれお話をしたいところだが時間がない・・・。

速攻、久保田厩舎に戻る。お目当ての馬はすでに洗い場!
厩務員さんに声をかけながらの撮影。
・・・久保田厩舎・・・調教に出る前に厩舎内で輪乗りをするので結構危なかったりする・・・。
イメージ 4

「久保田さん・・・ちょっと撮影ヤバイですかね・・・」
「ちょっと撮影ヤバイね・・・」
丁寧なお返事・・・
しかし、”安い・早い・上手い”が身上である”牛丼カメラマン”の私、写真人・・・無難にこなす。

あっ、そういえば、天間厩舎の馬は調教開始9時半だった・・・急がなければ!!

とっ、その前に・・・。

久保田厩舎から最も遠い牧厩舎に行かねばっ!
自転車のペダルをシャカシャカ言わせながら牧厩舎へ向かう・・・。
幸い、助手さんがいたので調教の時間を聞くことが出来た・・・10時半らしい・・・。

何とか今日は無難に撮影を済ます事ができた・・・厩舎間の移動(かれこれ一時間以上)が大変だったけど・・・

でも、今日はまだ良いほうでたまに3つの厩舎でお目当ての馬が同じ時間に調教開始だったりする・・・。
そんな時はどうするかっ!?
運動中の写真・洗い場の写真・馬房内での写真という風にタイミングをずらしての撮影となる。




取材&撮影の合間にもファンの皆様のためのサービスも忘れない私、写真人!

すべての撮影が終わり宗像厩舎へ向かう。
もちろん、お伺いするのは先日負けたターゲットマシーンの話。
本当はカッチーに話を聞きたかったのちょっと気の毒に思い、馬の声の代わりにと宗像調教師に話しを伺う事に。
「ズバリッ、敗因は何でしょう!?あのパドックでのいな鳴きを聞いたら”ちょっと今日はヤバイッ!”と思ったんですけどね・・・いつもと感じが違っていたし・・・。」
ストレートな質問の私、写真人・・・関東にはやさしい調教師さんが多い。
「・・・そうだね・・・。私もあれっと思ったよ。でも、それよりゲートだね・・・ゲート。実はその週にもゲートの練習をちょっとやっていたのだけどあまりスムーズじゃなくてね・・・。弥生賞はスタンド前からのスタートでしょ。
雰囲気に呑まれたのか馬がちょっと神経質になったね・・・あれがすべてかなっ!?ゲート再試験になっちゃたし、今日、馬(=ターゲットマシーン)を一旦短期放牧に出してまた立て直すよ。」
「レース後、カッチー(=田中勝)にスゴイ野次が飛んでましたよね・・・ちょっとかわいそうだった・・・。
最後の直線はムチを一発入れただけだったし・・・。」
「あれは仕方ないね・・・ファンの皆様には無様な競馬をお見せしちゃったけど・・・。スタートして引っかかり気味で行って最後の直線は全く余力がなかったからね・・・。いくら追ってもダメって感じだったね・・・。」
苦笑いをしながら優しそうに話してくれる宗像調教師。でも目の奥は落ち込んでいた・・・。

「次はどこ(=レース)ですか!?」
「4月の2週目辺りに再度入厩させてプリンシパルSを目指すよ。それまでには何とか”あの気性”しなくてはね。」
「期待してますよ!薗部&宗像&田中勝のトリオでクラッシックを是非取ってくださいね!応援してます。」


う~~ん・・・やはり気性だったか・・・。
そういえば弥生賞の当日、”ユニクロモデル体型・267万円の払い戻しを受けたカメラマン”Tクンが言ってたっけ!?
「ターゲットマシーンが弥生賞を勝ったら馬券をやめる!」
結構、豪語してたけど周りのカメラマンは聞いていなかったのか、どこかで認めていたのか・・・だれもツッコまなかったなぁ~・・・

やはり馬を見ている人間は視点が違う!?
私、写真人&カメラマンの”ドスコイさん”なんて・・・
「今年は薗部さんの馬が活躍しそうな気がする・・・・。」
なんていう根拠なき理由で馬券を買っているのだから・・・。


まぁ~こうして敗因をしっかり聞いておけば次走につながる・・・いやっ、つなげなくてはならないのでア~ル!?