模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「EF81+24系客車 ゆうづる」です。
2013年1月の時点で、密かに「ブルトレの種類を増やそう計画」が発動していました。
そんな中、2012年11月にとあるEF81が入線し、「ゆうづる」が欲しくなっていた。
もちろんKATO製が欲しかったが、中古市場の値段は高めだった。
そこでオークションを覗いたら、「マイクロエース製」が安かった為そちらを入線。
以前に「サウンドカニ入り 富士」を入線させていたので、そこそこ良いなとは思っていた。床下スカスカ以外は。
しかし、せっかくの3段寝台仕様でしたが、青く目立たなかったので、寝台の柱塗装することを視野に入れていました。
そんな中、先行して入線していた「富士」の紹介の時に、誤って塗料を作りすぎてしまったので、同時に寝台の柱を塗装。
それに加えて、「解放A寝台」の内装も追加していました。
※解放B寝台は狭すぎて内装貼れず。
関連記事
【模型紹介】227 国鉄24系24形「富士」前編~室内を明るくしようとしたら、スパイラルに~
そんなわけで客車は完成していましたが、カニのほうはまだでした。
この製品も「サウンドカニ付き(ディーゼルエンジン音が鳴る)」で、ベストリニューアル化するかなと思ったのですが、結局発売されず。
製品自体は悪くなくとも、値段が高くて手が出ませんからね。
と言うことで旧製品のグレーパッケージですが、テールの方は電球では無く「白に近い黄色LED」でした。
一時期「荷物室には室内灯不要」という方向だったので、この車両のみ室内灯が無い。
現状で、対応出来る物(幅広室内灯)も無いので、見送る予定でしたが・・・、そういえばレールが入っていた箱の中に、一本有ったな・・・。
バネが吹っ飛んだ「illumi」(2次形)の室内灯・
色が塗ってあるので、夢空間に使っていた物だと思います。
これを修理して使っていきます。
寸法は問題なし。
オレンジ部分は「マッキー」なので、「無水エタノール」で簡単に落ちました。
ついでにカニの奇怪表現も貼り付け、TOMIX用を下の部分切っただけで流用。
「ポリウレタン銅線」
今回はうちに転がっていたコレを使います。
簡単に説明すると、電気の通る導線の周りにポリウレタンが塗ってあり、被覆してあるので通電しない。
2本並べてもシュートしないという物。
それにハンダごてで熱を加えるとその場所だけ被覆が溶けるという物で、「ビニールが溶けた」と同じ状況。もちろんヤスリで削っても使える。
この特性を利用して、ハンダ付けして足を伸ばす。
逆側はバネが外れなかったので、そのまま伸ばすことにした。
これをLED通常の穴から入れて、台車のネジを緩めて締め直すという挟み込み方式で対応。
かなりせこいやり方です。
その前に、集電板がくすんでいたので清掃。
現在は「メッキ仕様」になっているのでサビの心配は無いが、汚れが残るのは「中華クォリティ」ですね。
汚れていても気にしないのか、清掃している水自体に濁りがあるのかはわからないですけど、日本製造だったらじゃ出荷しないでしょう。
何度か調整しながら挟み込むと、無事点灯。
コレによりボディーが外しにくくなるが、カニは滅多の外さないので問題なし。
あと、外から導線も見えないのでOKとします。
なかなか室内灯が入らなかったけど、なんとか収まりました。
ここで、2ヶ月ぐらい放置しっぱなしだったEF81の登場。
ちなみに手前は、産業廃棄物置き場という名目の、部品置き場です。
元「惨敗ヤー」(産廃業)ですから、この辺の再現は得意です。
【TOMIX】国鉄 EF81-300形電気機関車「一次型・ローズピンク」<9133>
まさかの300番台、紹介出来なかった4兄弟の1つ。基本的には関門トンネルで活躍している時に使いますが、常磐線の「内郷機関区」へ転属になった際に、常磐線で活躍。当時日中はライトを付けなかったことから、銀のボディーは目立ちにくく危ないと言うことで、通常のローズピンクへ塗られてしまいました。
そして、ステンレスのビートが災いし「なんだ関門サマか」と、当時フィルム代がもったいないと撮影から外れることもしばしばある不人気車になっていました。これは301号機の他302号機も同様ですね。
JR化後の302号機の方は、踏切事故の修復で一部外板が「鋼鉄製」となったことから、模型の方は301号機としています。
これで実車通り「301号機(1次形ローズ)」「302号機(1次形)」「303号機(2次形・KATO製)」「304号機(2次形・JR貨物仕様)」と4機揃いました。
今回は時代的に?な白電との並びです。
そんな301号機ですが、「ゆうづる」に抜擢されることも何度かありました。
【233】国鉄 EF81形300番台「かんもんさま」301号機
メーカー:TOMIX<9133>
発売:2012年11月
導入時期:2012年11月25日(新品)
形式:EF81形300番台「塗られてしまったステンレス車」(国鉄仕様)
両数:1両
改造:ライト電球色LED化/パンタ塗装
●導入経緯
2012年11月、TOMIXからEF81のリニューアルのバリエーション展開の一つとして、「300番台3種」が発売される。
これで全機制覇(4機しかいない)と言うことで喜んで入線させ、関門橋を渡るブルトレ等に幅広く活躍させられる事が出来るようになった。
実際はほとんど登場していない。
客車の方も白帯で統一され、美しい編成。
マイクロエース製のEF81は確か無かったので、ちょうど良い組み合わせとなった。
【252】国鉄 24形24形寝台特急「ゆうづる」
メーカー:マイクロエース<A-2950>
発売:2007年10月
導入時期:2013年1月6日(中古品)
形式:24系24形客車「3段寝台時代」(青森客車区)
両数:12両
改造:終端部TNカプラー/中間ナックルカプラー/座席横の壁塗装/オロネ内装追加
●導入経緯
「ゆうづる」欲しさに調べていた所、KATO製が発売された関係でマイクロエース製が暴落。そこを上手く付いて購入出来たと思っている。
まぁ、再生産でKATO製も買う事になるんですけど、それはごく最近の話ですね。
車番被っている分を変更するかが、悩む所ですね。
塗った壁と、オロネの内装は、外からもハッキリわかりますね。
あるあるな話ですが、マイクロエースの製品と「ハイパーD」の組み合わせだと、室内灯の常点灯が上手くいかないこともあります。さらにTOMIXのポイント上通過する時に落ちる事も・・・。室内灯では無く基板側の相性なんでしょうけど、原因は不明・・・。
と言うことで、今回すれ違いとして登場したのは「常磐線415系の白電」(KATO製)で、最新の仕様になります。
もちろんTOMIX製も入線していますが、「方向幕準備工事時代」と言うことで、時代設定がこっちの方が古い関係で、こちらを選びました。
最新の赤電も欲しいんですけどね。
このすれ違い、見れたのかな?
白電が登場したのは「つくば万博」の時なので、その時まだ300番台残っていたのかな?
門司機関区へ戻ったのも同年の1985年なので、微妙です。
筑波万博用の臨時列車、色々あった見たいですね。
※「つくば万博EXPO’85」を現役で見に行った方、「昭和のおじさん・おばさん認定」です。
温泉地を通るゆうづる・・・、それ以前に415系は通らないだろorz
当時(2013年1月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 134両
通勤形 305両/近郊型 85両/気動車 15両
蒸気機関車 1両/電気機関車 79両(EF81 16両)/ディーゼル機関車 12両
貨車 314両/緩急車 14両/特殊貨車両 2両/事業用車 16両
客車 348両(24系 252両)
私鉄通勤車 6両/私鉄特急 32両/私鉄機関車2両/私鉄貨車9両
外国形 17両
合計 1396両(後日追加した車両分含む)
うちM9モーター100個目(また増えましたorz)
祝M9モーター100個達成!全然嬉しくないですねorz
最後尾の「オハネフ」ですが、ボディー中央から垂れ下がる「ジャンパー線」も再現。ここは細かい仕様の違いを再現する、マイクロエースが得意とする所。
そんなわけで、やっと「ゆうづる」と「EF81 301」が出場出来ました。
あまり登場しない車両たちなので、たまには元気に走らせられて、よかったです。
以上、「北の連絡駅青森へ1泊2日!EF81+24系特急ゆうづる」でした。
※マイクロエースのキャッチフレーズを使いました(笑)