客車の方は検査整備が終わり、今度はEF81の方です。
こちらは中古品と言うことで、ナンバー等整備済み。私としては「電球色LED化」と「TNカプラー化(付属無し)」「碍子塗装」を施工しています。
今回走らせた所、ちょっと急発進気味ですので、どこかに抵抗が出来ていると言うことです。
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結果、全検整備(笑)
分解整備も回数が多いとヘタってきて部品交換等の確率が上がるので、「ダメと判断した時のみ」分解しています。
元々「走行C」(カーブで停止)と言う判定でしたが、台車交換(新車だったレインボー機と入れ換え)で無事復活していましたので、台車の方は問題無いと判断。
となると、他のグリス部分が古くなって固着とは言わないまでも、ガビガビになって抵抗が出てきたと。これは業務用の大型機械でも同じです。(元設備屋)
まずはここですね。
回転する部分と動かない部分にグリスを付けて戻して少し回す。
この部分は結構見落としがちなんですが、プラスチック同士が回転して摩擦を起こし熱を持ち異音が出る部分。ギヤ部分が黒くなっていたら、熱が掛かった証拠。
今回の急発進の原因は、ほぼここでしょうね。
少し昔の方だと「消耗品なので交換」と言う方もいますが、もちろんそれでもいいです。グリス塗られていますから。
本当の意味での寿命は、ガタが出て左右に振られながら動くようになったら、さすがに交換です。
ここは回転して当たる部分か、回転でグリスが飛んできた部分になります。
ということは、ここの横の部分にはグリスが塗ってあったと言うことになり、塗った方が良いと言うことになります。
なお、説明の仕方が「ケイブンシャ大百科」に近くになっているのは、仕様です。
モーターは「M5」ですね。
本体自体は特に問題ありませんでしたが、シャフトのジョイント部分には、グリスを塗っておきます。
※今回は「タミヤ製セラグリスHG」を使用していますが、安く上げるなら、ホームセンターで売ってる「緑のジャバラケースに入っているグリス(一番安いの400円ぐらいの奴)」でも構いません。耐熱対応だし。
ただし使い切るまで15年掛かっても、当方は一切責任は持ちません(無責任)。
「うわっまぶしい!」
じゃなかった、走行テスト中です。
※停止時にこれだけ明るいので、自力でのLED交換は感動しますよ。
写真が無かったんで同型のEF81の写真からですが、480Ωの抵抗をこの部分に装着し、砲弾型LED(フチなし推奨)をハンダ付けする形です。
LED1個だから、小さいけど簡単ですよ。
※写真上は、LEDの足部分が基板剥離してしまい、横から電気取ってますorz
話を戻しますが、走行の方は本来のスタートに戻りました。
コントローラーをちょっと上げると動き出します。
次に「心臓に悪い改造」です。
入門セットという位置づけもありますが、手すりがモールドで、解放テコ無しなので、ここに追加して現代風にします。
こんなこともあろうかと、KATO製の再生産時に買っておきました。
もちろんこの技は、TOMIX製だけで無くKATO製の旧製品でも可能です。
そう、改造が先送りにした結果、二回再生産があり、二回買ってましたorz
塗装はしないと言うことで、モールドの上下部分を少しだけ、カッター等で数回に分けてモールドを落とします。(中間はそのまま)
そして心臓に悪い穴開け開始。
たしか0.4mm穴だったと思いますが、0.2mmぐらいの穴を開けてから0.4mm開けたと思います。同様に解放テコの部分も、0.3mmに穴開けします。
写真は思いっきりズレている箇所もありますが、
ズレてもドリルの切りをズレた側にコスって削り、長穴にしておいて下さい。
ハイ取り付けました。
ズレてるのわかります?残ったモールドも?
色も関係していますが、そこまでわからないんですよ。むしろ真鍮線でやった方が目立ちます。
これは、KATO製の手すりの根元に、丸い膨らみがあるためその部分が長穴をカバーしちゃうんですよ。
もちろんぐらぐらになったりしますので、裏からGクリア(ゴム系接着剤)で補強しておきます。
逆側もこんな感じ。
細かく見たらわかりますけど、そこまでわからないですよね。まして走らせちゃえば最新機そのもの・・・それは言い過ぎか。
高圧線部分も、カッパーに塗装・・・、はい塗りすぎましたorz
薄くて良いんですよ、汚れてグレーになるんだから。
良い感じですよね。
手すりに関しては、PFと共通パーツなのか、かなり長かったのですが、強引に取りゆけました。
これみて、「旧製品だ!」と思う人はかなり少ないと思います。
こんな感じで、旧製品のグレードアップ、チャレンジしてくれると幸いです。
以上、「心臓に悪い、魔改造の別手すり化」でした。