解き放て系 | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

先日、某銀行からメールがあった。

<インターネットバンキングのログインにおいて、普段と異なる環境からの利用と思われるアクセスがありましたので、ワンタイムパスワードをご連絡いたします。>

うわー。わたしその日、アクセスしてないし。これ。めっちゃやばいやつだ。
ヘルプデスクに電話して相談してインターネットバンキングを止めてもらい、再発行の手続きをしてもらうことになった。ワンタイムパスワードという聞きなれない手続きのおかげで、口座に被害はなかった(はず。止められたので確認できないが。ヘルプのお兄さん何も言わなかったし)。
誰かにカードを見られたとかパソコンを操作されたということがなければ、おそらくパソコンがウイルス感染している可能性が高い…ということでした。

とりあえず、ほかのパソコンとネットワークから、心当たりのあるもののパスワードを変更した。常駐させてるソフトではウイルスを見つけられなかったので、ほかのソフトでスキャンしたらスパイウェアが見つかった。削除した。

ううむ。すぐに対応したからよかったけど、これでメールのパスワードもばれてたら、もうアウトだった…。ぬぬぬ。どこからやってきたんだ。

これで一見落着したんだろうか…。みなさまもお気をつけください。

で、念には念を入れてそれぞれのサイトごとにパスワードを全部違うのに設定して、それをメモっている某ツールにも一部伏字にして記録していたら、まあ、予想通り、伏字部分を思い出せなくなってうんうん悩んでしまった。パスを決めたときは、これは絶対すぐに分かるだろう、と思って決めたはずなのに。

わたしは前を向いて生きる女。数時間前の自分は、もはや他人も同然なのである。




見た。主演がナタリー・ポートマンって知らずに見た。このはかなくて不安で繊細そうな美女が、官能的な悪役の黒鳥なんて踊れるわけがない…心の闇を解き放て…!とはらはらしながら見ていて、見事変貌遂げた時のカタルシスたるや…!

解き放て系の表現に憧れる。稽古が始まった朗読劇第二弾は太宰治の「斜陽」が原作なのですが、その前には芥川龍之介の「藪の中」で脚本を書いていた。だけどね。芥川さんとわたし、とても作風の相性が悪かったようで、どうしてもうまくいかなかった。太宰さんはダダ漏れで。なんかもう、やっぱりわたし大好きですわ…。

脚本を書くのは楽しかった。しっかし演るのは難しい。登場人物はみな二面性があるというか、ひねくれているというか。甘ったれているというか…!前作の「金色夜叉」の三人の登場人物は、変な人たちだったけど、でも裏表がないというか、一途だったからなあ。間違った方向に一途だったけど。

官能的な悪女とか、変貌してみたいわ。いや、まあ、たぶん今回はいらんけど。芸がないので声に合った役をします。

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