瞑想で迷走しなくなるみたい | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

久しぶりの更新で、いきなりなんですが、今わたし瞑想にはまっててですね。声を大にして言いたいわけですよ。瞑想すげえ!瞑想!最高!瞑想!瞑想!め・い・そ・う!!

…ほら、どんないいことも声を大にして言うとうさんくさくなるよ!

イベントの告知もせず、文章講座のレポートも書かず、遊びに来た友人と川下りしたことも書かず、めいそうめいそうと叫んでいていいのかって、いいわけないんですが、それだけテンパっていると理解してください。

理解!

瞑想ってのは心を無にする時間なのではなく、知らず知らずのうちに気が散っていることに気づく練習なんだ、と理解してからというもの、瞑想をするのが面白くってしょうがない。

瞑想で呼吸だけに集中して他のことを考えないようにしようとがんばるのは、車でまっすぐ走ろうとしている状態に似ている。まっすぐ走ってるつもりなのに、はっと気がつくと全然違うことを考えていて、道路を大きくはみ出して「うわああ、わたしどこ走ってるんだ!?」と慌てて元の道にハンドルを戻す。そしてしばらくまっすぐ走っているけれど、また、はっと気づいたら対向車線を走っている…。

全然まっすぐ走れない。数秒もしないうちに、逸れている。でも何度も気づいては戻る、というのを繰り返しているうちに、少しずつ、まっすぐ走れる秒数が増えていく。

無意識でよけいなことをもやもやと考えている自分に気がついて、元の道に戻せるようになると、何かをやっているときの集中度が変わってくる。気が散っている自分に気づいて、元に戻せるようになるので、いつの間にか時間が取られているということもない。元の道に戻す、という訓練をしているうちに意志力が鍛えられて、やるべきときはやれる人になっていく。悩み事や考えても仕方がないことをくよくよ考え続けている自分に気がついて、軌道修正できる。自分で走りたいコースをまっすぐ走れるようになれば、たどりつきたい場所をしっかり思い描くことができる。

瞑想はいつでもどこでもできる。たった5分でもできる。電車の中でも、歩いていても。休憩がてらソファーに寝転がっても。何も考えないようにして自分の思考を観察する。

「は!他のこと考えてた!元に戻ろう戻ろう!」

これを何度も繰り返す。

この訓練をしはじめてから、わたしの思考はまるで平均台を歩いているように、ふらふらおぼつかないことが分かった。いつの間にか平均台から落ちているのにいつまでも気がつかなかったりする。脳の中は雑音だらけで、すぐにiPhoneに手を伸ばしてネットをチェックしてしまう。心配事があるとぐるぐる考え続けてしまう。忙しい忙しいと脳内で小人が騒いでいて、騒いでいるだけで、脳のスペックを使って、動けなくなる。

今はちょっと違う。ふらふら逃げ出していく思考を遠くに行く前に見つけて、つまんで元に戻すことができるようになった。

これが面白くて面白くて!人に薦めたくてしょうがない。
最近思うんだけど、人の薦めはとりあえず試してみた方が人生お得ですよ。金のかからないことならなおさら、ね。

さて、気が済んだので、仕事に戻ります…。
誰かこの楽しさを分かち合える人が出てきますように。