プールサイドの人魚姫 -17ページ目

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

Nikon D700, Mモード,ISOオート,AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRで撮影。

 

 

 皆さま、遅ればせながら令和二年明けましておめでとうございます。年末から続いていた体調不良(口腔内の腫れと痛み)で、散々な正月を迎えてしまいました。買っておいた年越し蕎麦に箸を付けることも紅白歌合戦を観る余裕もなく、激痛にもがきながら眠れぬままに元日を迎えた次第です。

 初日の出の撮影も諦め、子どもたちとの新年会も取り止め、病院を探し回ってみたものの見つからず、掛かりつけの三井記念病院には専門医が休みのため診察を断られる始末。2日に1件予約が取れたので池袋まで出かけ診察を受けたものの、炎症と腫れが酷いため治療は行わず抗生物質と痛み止めを処方されたのみだった。

 4日分の薬を全て飲み切っても腫れと痛みは治まらず、顔の左半分が浮腫んで歪んでしまったほどであった。口に入れる物は水分とお粥のみ。そのお粥ですら痛みでくちびるが歪んだ。痛みに対しては我慢強いほうであるが、流石に疲労困憊。不安ばかり募るので信頼の於ける三井記念病院の口腔外科へ電話を入れ、7日になって漸く治療が始まった。

 痛みから解放されたのは症状が出てから10日目の事だった。一眼レフで培った体力はものの見事に削げ落ち、体重も2キロダウン。昨年が想像を遥かに超える調子の良さで、何処か過信し気持ちに油断が生じていたのだと思う。気温の低い冬季は代謝も下がり免疫力も落ちる。そのため、ほんの少しの切っ掛けが事態を悪化させてしまうのだ。

 1月10日、落ちた体力を振り絞って神社とスカイツリーのコラボを撮影するため、亀戸神社へと出掛けた。学問の神様である菅原道真公が祀ってあるため、健康祈願、無病息災はご利益を受けられないかも知れないが、医学も学問だから融通を利かせてくれるだろうと一礼した。令和二年が皆さまにとって幸多き年でありますよう心よりお祈り申し上げます。そして昨年同様、今年も宜しくお願い致します。

Nikon D700, Mモード,ISO1250,SS 1/100,WB晴天,f/4,VR 24-120,焦点距離 40mm

 

 

 

秋は嫉妬の季節

だから葉が

嫉妬の色を隠すため

懸命に紅く赤く朱く

染まるのだ

 

 

※東京では木枯らし1号が昨年に続いて今年も吹かなかった。これは地球温暖化と関係があるのだろうか?都内の紅葉も例年よりその見頃が1,2週間遅れていたと思う。11月29日、都内の紅葉見学スポットの一つである『東京都庭園美術館』へ行ってみたが、さほど紅くなっておらず緑が目立つ状態であった。

 その為、気を取り直して翌日の30日、昭和記念公園まで足を伸ばした。こちらでは『夜の散歩道』と言う銀杏並木と日本庭園のライトアップを期間限定で行っており、私もそちらへと出向いたが、この公園、とにかく広い。以前、向日葵の撮影に来た事があるが、あまりの広さと距離に驚いた。その時はまだスマフォで撮影だったから2万歩越えたとしてもさほど苦ではなかった。だが今回は重い一眼レフやバッグも一緒である。総重量はおそらく4キロは軽く越えていたと思われる。

 ライトアップされる会場は明るいからまだよいが、そこへたどり着くまでは僅かな街灯のみで真っ暗…。人の波に任せて歩いていたから迷う事もなかったが自分一人だったら方向音痴の私は完全に迷子になっていただろう。暗闇に紅く浮かび上がる紅葉を如何に撮影するか、その存在感をどう表現するかで、試行錯誤しながらシャッターを切った。気付くと撮影枚数は300枚を越えていた。そしてその日は2万2千歩を達成!一眼レフで2万を越えたのはこの日が初めてだった。真冬並みの寒さでカメラを持つ手は凍えそうだったが、赤いもみじが心を温めてくれるようだった。

Nikon D700, Mモード,ISO320,SS 1/1000,WB晴天,f/11,単焦点50mm

 

 

 

光をも求めて

伸びゆくその先に

天国がある

 

 

※秋に咲く桜がある事を新宿御苑に行った際、初めて知った。通常の桜と比べて花びらは少し小さめに見えたが、そのか細い枝から伸び花開く様に例えようのない生命力を感じ取る事が出来た。それと同時に天から降って来た三行の短い言葉たち。それを忘れまいとノートに記し写真のタイトルを『天国に咲く花』とした。

 私は花の事はあまり知らない。花を見て分かるのはチューリップやバラ、桜くらいのものである。花の撮影を始めた頃、どのように撮ってよいか分からず構図も適当だったが、今年の4月に撮った桜がヒントとなりコツを覚えた。それにしてもこの十月桜を撮った単焦点50㎜と言うレンズは安価でしかも軽い!まるでレンズそ装着し忘れたかと思うほどである。画角が狭いので風景よりもポートレートに向いているが、狭い画角の中で被写体をどう切り取るか構図の練習に適しているレンズと言える。しかもf1.8と非常に明るいので背景のボケ具合も美しくアートな作品を撮るのに向いていると思う。

Nikon D700,Mモード,ISO200,SS 1/800,WBオート,f/5.6,単焦点20mm

 

 

人知れずひっそりと咲く

名もない小さな花だけれど

いつもあなたの傍らにいて

優しく見守る

そんな花のようでありたい

 

 

※一眼レフカメラで撮影するようになってから、これまでスマフォで撮影した場所へ再び足を運んでいる。アップしたコスモスは京急立会川駅から徒歩10分程度の所にある勝島運河沿いに咲いていたもの。

 この辺りにはコスモス畑があり、数種類のコスモスを見る事が出来る。通称『しながわ花街道』と呼ばれておりコスモス以外にも沢山の花が植えられているが、さほど手入れがされている様には見受けられないため野山に咲く花に近く、人の手が加えられていない有りの侭の花の表情を写し出す事が出来たと思う。因みに単焦点20mmの広角レンズで撮影。モチーフを際立たせる為に背景にも気を配った。

 

 

 帰省から東京に戻った翌日(9月2日)、息子からの情報を元に神奈川県大和市にある『サイトウカメラ』へと出向いた。本来であれば帰省の疲れを癒やすため2,3日は自宅でゆっくりするところであったが、気持ちは真っ直ぐ『一眼レフ』に向いていたため、疲れを癒やす時間も惜しんで出掛けた訳である。息子に勧められたカメラは『Nikon D700』。その中古をネットで探していると最安値がサイトウカメラだった。一台のみであったから早くしないと売れてしまう可能性もあったので焦ってはいたと思う。

 ネットでそのまま注文すればよかったが、やはり現物を確認したいと言う気持ちが強かったため店舗まで足を運んだ。D700は2008年に発売されたが10年経っても人気の衰えないロングセラー機。ハイアマチュア、プロ仕様のモデルで発売当時は32万もする高級機。それを39,800円で手に入れた。シャッター回数は2万回程度とそれほど使い込んでいない中古の中でも優良品だった。そしてレンズはnikonの24-120mmf4G ED VRを選んだ。広角から中望遠までをカバーする『小三元』と呼ばれている中の1本。

 それにしても一眼レフにはイメージセンサーの大きさが異なるAPS-C、フルサイズがある事すら知らなかった。APS-Cは本体もレンズも安価な値段で購入出来るが、「撮影を進めている内にどうしてもフルサイズが欲しくなる」と聞いていたので、それなら最初からフルサイズとなった訳である。

 本体にレンズを着けると約2キロの重量、カメラバッグも含めると約3キロを背負って被写体を求めて歩き回る。スマフォの時の様に軽快なフットワークとは行かない。それでも撮影が楽しくて疲れを一切気にする事はない。一眼レフ購入から既に2ヶ月近く経つが、これまで撮影した枚数は試写も含めて2千枚を越えている。この数字が多いのか少ないのか分からないにしても、『写真は足で写す』つまり移動した距離の分だけ良い物が撮影出来るとこの2ヶ月で学ぶ事が出来た。全ての機能を把握・理解するためマニュアルモードで撮影し、現像もカメラ任せにせずRAW現像している。

 

 

 

君から

便りが届いたよ

スカイツリーのてっぺんから

この広い空を渡って

僕の心に

届いたんだよ

 

※スカイツリーを撮影する上でどうしても失敗は避けたかったため、入念な準備を行った。スカイツリーの撮影スポットは数多くあり、人気のスポットには多くのカメラマンが集まるだろう事は予想が付いていた。他の人たちと同じ場所で撮影しても似たり寄ったりの写真になってしまうため、独自の撮影スポットを確保しなければならない。

 写真撮影は、撮影スポットを決める前から既に始まっており、頭の中に幾つものイメージを浮かべ、試行錯誤しながら実写へと移行して行く。私が選んだ撮影スポットは水鏡に映る逆さスカイツリーで有名な十間橋。人気スポットであるため、その日も多くの写真愛好家が集まってその時を待っていた。

 私はそれより更に150mほど下った北十間川に架かる歩道橋。そこには誰一人として撮影している者はおらず、私だけの隠れスポットとなった。その日は天候にも恵まれ、眼を見張るような美しい夕陽に出会えた事もラッキーだった。次回は一眼レフで再挑戦してみたいと思う。

↑無人になった13病棟の窓から腕を伸ばしているのが私(14歳の頃)。

 

 『今夏は天竜養護学校へ行くぞ!』を今年の目標に掲げていたが、それが実現出来た事はこの上なく嬉しく思う。墓参りを済ませた後に息子が運転する車で磐田駅へと向かった。久しぶりのドライブと東名高速道に気分も浮かれていた。31日はジュビロ磐田の試合があるため、午後3時を過ぎると道路が混雑してまともに走れなくなると聞いて、午後2時に友人と磐田駅前で待ち合わせ。息子に礼を告げて今度は友人の車に乗り込む。途中でもう一人の友人を乗せて一路、北川君宅へと向かった。北川君は今年1月上旬に肝硬変で亡くなった養護学校の同級生だった。3人で玄関をノックすると、北川君に生き写しの息子が家に招き入れてくれた。仏壇には少しはにかんだ彼の顔写真、その写真が「神戸、よく来てくれたな…」と話し掛けてくるように思えた。

 その日は浜松駅近くの居酒屋で10人ほどが集まってのプチ同窓会。それまで時間があったので、養護学校の恩師である梅林先生宅へと向かう。先生は96歳と高齢ながら元気な姿で迎えてくれた。15年以上も会っていなにのに、私の顔を見るなり「ああ!神戸くん!!」その言葉がとても嬉しかった。他の二人の事は覚えていないようだった。その後、浜松駅でメンバーと会う。養護学校時代の生徒会長だった『本樫』くんに45年ぶりの再開!これもまた感激で胸が熱くなった。プチ同窓会は約2時間で終わり、その後はカラオケへ…。次の日(9月1日)、昼少し前に西鹿島駅に到着。静岡にいた頃は浜松にいる親友の家に遊びに行く時は必ず利用した『遠州鉄道』2両編成の赤い電車が懐かしい。駅で同窓生の先輩が車で迎えに来てくれていた。元看護師の真紀さんも同行して、天竜病院にALS(筋萎縮性側索硬化症)のため、10年前から入院している元看護師の渡辺さんのお見舞いに。渡辺さんは養護学校へ転向して初めて迎えた正月、病棟の殆どの子供たちは冬休みを利用して親元へ帰るが、帰る親のいない私に「神戸くん、もしよかったら私の家に来る?」と声を掛けてくれた人。渡辺さん宅の温かいお風呂の湯加減を今でも覚えている。だから、帰省した時は必ずお見舞いすると心に決めていた。意思疎通の出来ない身体でも私たちの姿を見た時、表情が変わり眼に涙が滲んでいた…。天竜病院から更に上へと登った場所に母校の天竜養護学校(特殊支援学校)がある。中までは入る事が出来なかったため、門の所で記念撮影。私の心の故郷でもある。

 

 

 

高い所が苦手だからと

下から見上げる貴方に

熱い熱い想いのこもった

投げKiss

 

 

※葛西臨海公園に行った目的は先にアップしたポピーではなく、この観覧車。「ダイアと花の大観覧車」は、日本一大きな観覧車と聞いていたので何としてでも撮影したいと思っていた。本来であれば誰かと乗って観覧車を楽しむのだろうが、「乗る」と言う発想は全く思い浮かばなかった。

 日中の明るい内の観覧車はただ大きいだけで被写体としての魅力は感じなかったが、陽が西に沈み、夜の帳が訪れるとその観覧車の表情が一変する。見事にライトアップされた大観覧車がその存在を夜の大空に浮かび上がらせる。私は時間も忘れて夢中でスマフォのシャッターを切りまくった。おそらく観覧車だけで30枚は撮影しただろう。

 時間が20時に迫っていたので帰る姿勢で観覧車を見上げながら歩いていた時、それまで全く気付かなかった観覧車の姿を発見!それは池に映り込むもう一つの観覧車だった。

 

 

 紹介する順番が逆になってしまったが、墓参り(30日)の前に静岡市へ立ち寄った。今回の旅の目的の一つが息子の経営する『パソコンサロンゆうらく』の事務所見学。事務所立ち上げの時も招かれていたが当時の私は心不全を連発し絶不調だった。それから7年、漸くこの眼で息子の事務所を見る事が叶った。

 約束の時間は18時30分、藤枝を発ったのは15時頃だったが、午前中は雷と共に激しい雨に見舞われた。天気予報も一日中雨となっていたのでテンションは下がり気味だったが、静岡市内に入った頃には雨も止み傘を必要としなくなる。約束の時間まで駿府公園などを散策。ところが夕方5時頃になると、なんと青色が空一面に広がり始めた。あれほどどんよりと曇っていた空が誰かを招くように青空をプレゼントしてくれたのだ。

 まさにシャッターチャンス到来とばかりにスマフォカメラのシャッターを切った。私が静岡に住んでいた頃は、駿府城もお堀と石垣しかなかったのだがそれが現在では写真のように立派な城の建物が出来上がっている。現在と過去が混在したこの異空間でひと時タイムスリップを味わう事が出来た。

 息子の事務所では大歓迎を受け、息子の手料理を堪能した。そして一眼レフカメラについて多くの事を学ぶ事が出来た。もう少し時間があれば新静岡と新清水を結ぶ静岡鉄道に乗ってみたかった。10代後半~20代前半まで毎日のように利用した静鉄が妙に懐かしく思えた。

 

 

 

 

夜空を彩る花火の中に

あなたの影が揺らいで見える

浴衣の裾を昨日の雨で

少し濡らした私を

大丈夫?と

小さな肩を優しく抱いた

そのあなたは今

夜空の花火となって

私を見詰めていることでしょう

あの夏の日

二人の絆が途切れた時に

もう花火は見ないと誓ったのに

 

 

※8月3日、4年ぶりに板橋花火大会へ行った。今回は埼玉県側に行き、戸田公園の荒川の岸辺に撮影場所を確保しスマフォを構えてその時を待った。周りには一眼レフに望遠レンズを載せた三脚がずらりと並んでおり、花火の打ち上げを今か今かと待っていた。

 明るい日中と違い、光が十分に得られない夜景、特に花火のように動くものが被写体となれば撮影は難しくなる。手持ちでの撮影はブレてしまう事が多く、やはり三脚は必須。私もスマフォ用の三脚を用意し、シャッターはワイヤレスリモコンを使った。あまり期待はしなかったが、最新のGalaxyS10だけあって意外と綺麗に撮れた方だと思う。