プールサイドの人魚姫 -14ページ目

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

Nikon D810,Mモード,WB曇天,ISO64,SS/13秒(電子先幕シャッター),f/16 ,SAMYANG14mm F2.8

 

 

 昨年7月12日、レインボーブリッジを最も間近で撮影出来るだろうと思われる芝浦ふ頭へ。この界隈には幾つも波止場があり、日中であれば複数のタグボートや貨物船、観光船が東京湾の入り口で波を蹴って走る姿を観賞出来る。隅田川方面からやって来る水上バスやお台場方面へと遊覧船等などがレインボーブリッジの下を掻い潜って進む。

 然し、夕暮れが訪れ一旦辺りに帳が下りるとそれまでの景色が一変する。一日の作業を終えて、波止場に佇む一隻の曳航船に「お疲れ様」とでも語り掛けるように波が当たる。それは不思議な静寂に包まれているが少し不気味な雰囲気をも醸し出している。人間に限らず動物は水辺の好きな生き物である。河や海などを見つめていると心が和み、その日のストレスも払拭してくれる。

 ファインダーを覗き、レリーズのシャッターを押す。撮影した被写体が画面に現れるまでには少し時間がかかるが、この待機する作業も含めて撮影なのである。風景を撮影するならやはり超広角レンズが相応しい。このサムヤン14mmは楽天で購入した新古品。価格は4万を切る。お買い得感満載であるが、残念な所はマニュアルフォーカスくらいだろうと思うが、最近、オートフォーカスよりマニュアルフォーカスで撮る事の方が多くなって来た。夜景撮影と三脚にも随分と慣れて来て、努力こそ上達の近道だと実感している。手は抜かない、トコトン納得出来るまでシャッターを切るのみだ。

Nikon D810,Mモード,WB晴天,ISO64,SS1/125,f/4 TAMRON SP90mm f/2.8 Di MACRO VC USD

 

あなたを想って

わたしはいつもここで

咲いています

あなたの幸せだけを

願って

わたしはいつかきっと

あなたの心にも

咲くことでしょう

 

 

 隅田川テラスには色取り取りの可愛い花たちが沢山咲き誇っており、訪れる人々の心を和ませてくれる。花壇やプランターに花を植え、水やりなど、日常の手入れを欠かさず行っているのは『花守さん』と呼ばれるボランティアの皆さんである。

 冬の花と言えば、シクラメンやクリスマスローズが最も有名であるが、庶民的で親しまれている『パンジー』、『ビオラ』、『三色すみれ』等が好きである。花の種類に全く疎い私がおそらく、パンジーだろうと思って撮影してみた訳であるが、もし間違っているようなら指摘して欲しい。

 パンジーとビオラの区別も分からずそれでも只管グッと寄っての撮影。レンズは勿論タムキュー(マクロレンズ)である。芝公園にも同じ種類の花は咲いているのだが、地面に這いつくばって撮らなければならない。そう言えば隅田川テラスにも似た花が沢山ある事を思い出し撮影に至ったが、地面より50cmほど高い円形の花壇に咲いているため、地べたにしゃがみ込んでの撮影だった。寝転がるよりは楽だったがそれでもやはり風景とは違い、かなり息切れがした。立ったりしゃがんだりを何度繰り返した事だろう。翌日は腰から脚に掛けての筋肉痛だったが、可愛い花たちを沢山撮る事が出来て満足である。

Nikon D810,Mモード,WB晴天,ISO100(1250),SS/15秒(SS1/60),f/16(4),VR 24-120mm f/3.5-5.6G

 

 

 2月24日、この日は風が強く気温も一桁と真冬の寒さで撮影には随分と苦労した。陽の出ている日中はそうでもなかったのだが、陽が沈み夜の帳に辺りが包まれる頃には風も一段と強くなり、突き刺すような北風がカメラを持つ手を凍えさせ、シャッターを切る指の感覚が無くなって行った。

 早咲きの河津桜とスカイツリーのコラボと言えばこの『東武橋』辺りが撮影スポットとして人気が高い。日中から若い多くのカメラマンがシャッターを切っており、夜に連れて人だかりが一層増えて来た。構図的に最も良いポイントを探すとなれば、花見の場所取りではないが、早めに来なければ確保出来ない。首を真上に向けて身体はくの字にしての撮影が長時間に亘り、無理な姿勢に身体が悲鳴を上げて来る。

 三脚を使用していると、思い描いたような構図で撮れないため、途中で手持ち撮影に切り替える。夢中でシャッターを切っていたせいか、寒さをすっかり忘れていた。同じ場所に3時間近く居たと思う。途中でお巡りさんが来て「この場所は歩道なので通行の邪魔にならないように」と注意を促していた。

 撮影にも当然モラルがある。人の迷惑になるような行為は慎むべきだが、つい夢中になっていると自分の行為も忘れてしまうから要注意である。昨年も同じ時季、同じ場所で撮影しているが、やはりカメラ本体とレンズで随分と雰囲気が変わる。あの頃はコロナも拡大前だったので、縫いぐるみで身体を包んだ外国人観光客も大勢おり、人力車が元気よく走り回っていた。

 いつになったら昔の活気が街に戻って来るのだろう?第4波はもうそこまで来ているし、ワクチン接種は順調に進んでいるのだろうか?温かい春の訪れとは裏腹に、心の中は不安と先の見えない未来に俯向くばかりだ。

Nikon D810,Mモード,WB曇天,ISO64,SS/15秒(電子先幕シャッター),f/16,VR 24-120mm f/3.5-5.6G

 

 都内にも六義園など有名な紅葉スポットは多々あるが、撮影意欲を唆るほどの場所は見当たらなかったため、広大な日本庭園や銀杏並木のある昭和記念公園へ赴いた。この公園では『秋の夜散歩2020』と銘打った紅葉イベントが開催されており、秋の夜を彩るライトアップは幻想的或いは神秘的とも呼べる異空間の扉が訪問者の視覚と心を捉えて離す事はない。

 コロナ禍での開催だったため、人手は少なく時間を掛けて充分撮影を楽しむ事が出来た。この公園は元々米軍の立川飛行場だったため、とにかく面積が広い。公園内の全てを周るとすれば丸一日は掛かるだろうと思われる。だからこの場所に訪れる時は「2万歩コース」と私は呼んでいる。

 黄金の銀杏並木にはかなり期待していたのだが、残念ながら想定より落葉が進んでおり枯れ葉と裸木のみであったが、短い間隔で色とりどりの光がファンタジーの世界へと導いてくれた。

 私自身はただ只管ファインダー越しの世界をカメラに収める事に専念していたので、自分の眼で紅葉を楽しむ余裕などなかったのが本音である。日本庭園のラストに色取り取りの和傘(番傘)が異空間と非現実の世界へと誘っており、やはりここへ撮影に来て良かったと満足感を味わう事が出来た。

Nikon D810,Mモード,WBオート,ISO125,SS/10(電子先幕シャッター),f/14 Nikkor 20mm F1.8G ED

 

 首都圏1都3県に出ている緊急事態宣言は21日まで延長となったが、その2週間に科学的根拠はあるのだろうか?現在の状況から判断するに、僅か2週間余りで劇的に感染者数が減るとは到底思えない。聖火リレーが間もなく始まり、東京五輪開催に向けての政治的背景も垣間見えて来る。

 菅総理と小池都知事の主導権争に思えてならないが、菅総理を取り巻く環境は決して良いものではなく、官僚たちの接待問題が次々と浮上して来る中で、求心力や発信力は影を潜め、総理自身の言葉は国民の胸に響く事はない。総理の立場を好転させる唯一の材料はワクチン接種が停滞する事なくスムーズに進行する事だけである。

 日本を含め世界に蔓延する新型コロナは、発生当初の姿ではなく、次々と登場する変異株(変異ウイルス)であり、第4波が来るとすればその主役は変異ウイルスに置きかえられれているだろう。緊急事態宣言下で聖火リレーと言うのは余りに強引過ぎるため、おそらく21日に一旦解除され、再々延長はないものと思われるが、それに変わる代替案として『蔓延防止措置』となるのではないだろうか。

 何れにせよ、医療現場の逼迫度合いや、感染者、重傷者、死亡者等の激減が望まれるところではあるが、世界中を巻き込んでいるワクチン奪取戦争は、コロナ収束が目先の事ではなく遥か遠く長い道のりになる事を暗示している。

 ※写真は昨年10月に浜離宮庭園へコスモスの撮影に行った際に少し足を伸ばして立ち寄った隅田川に架かる橋の1つ『築地大橋』。この橋の先には東京湾が広がっており、竹芝桟橋まで徒歩で15分程度の距離。Nikonの単焦点20mmで撮影したが、このレンズはお気に入りで、超広角レンズでありながら、被写体にグッと寄って撮影も出来、背景も綺麗にボケてくれる。これ1本で風景から花まで幅広く撮れるので重宝している。

Nikon D810,Mモード,WB曇天,ISO125,SS/15秒(電子先幕シャッター),f/16,VR 24-120mm f/3.5-5.6G

 

 私のお気に入り撮影スポットの1つが竹芝桟橋(竹芝埠頭)。タイミングがよければ、この時のように貨物船やクルーズ船を撮影する事が出来る。船舶を撮影する為に訪れた訳ではなかったが、桟橋から臨む東京湾やビル群などの夜景を撮影する為だった。夜の帳が辺りを包み込み始めた時、一隻の船が作業灯を海面に反射させながらゆっくりとDockへ入って来た。私はこの時まだ東海汽船の存在を知らず、船のマークを見て何処の国の貨物船?ノルウェーか??と思いつつ撮影を始めた。

 船首辺りを見ると『さるびあ丸』とあるではないか!なんだ、日本の船だったのか…。そして疑問は直ぐに解決する主義なのでスマフォを使いネットで調べると、なんと東海汽船の大型客船だと分かった。おそらく伊豆諸島から帰港したのだろう。そしてもう1隻がやはり大型客船の『橘丸』であった。

 世の中は知らない事があまりにも多すぎる、一生の内にどれだけの疑問を解決・発見する事が出来るだろうか?人生100年時代と言うけれどたった100年では時間が足りない!知りたいという探究心が更なる長寿命を求め始めて来る。カメラを持つ体力がある内に出来るだけ多くの写真を撮りたいと言う、欲求は果てしなく続く。写真の世界は一期一会、二度と同じ物は撮れない。だからこそ、私は自分の写真に生命を吹き込む努力を惜しまない。こんな客船に乗って広大な太平洋をカメラに収めたい気もするが、船酔いする私には無理かも知れないなぁ…。

 ※因みにこの夜、隅田川方面で花火が上がっていた。医療従事者を応援する花火が幾つもポン、ポン、ドーンと夜空を彩っていた。

Nikon D810,Mモード,WB晴天,ISO64,SS1/125,f/5.6 TAMRON SP90mm f/2.8 Di MACRO VC USD

 

 

 

 

君と一緒に見た薔薇

仄かに香るその中で

同じ夢見ていたあの日

二度と帰らない

二度と振り向かない

美しい季節とは裏腹に

わたしの心に

揺れて舞い散る

薔薇一輪


 

 昨年11月25日、芝公園に咲いている秋バラの撮影に行った。私はこの薔薇に対し、苦手意識を抱いておりこれまで撮影の機会は多々あったのだが、ずっと避けて来た。花の女王と呼ばれるこの華麗で妖艶な花を目前にすると、その圧倒的な存在感に負けてしまいシャッターを切るまでに至らなかった。

 如何にしてこの女王を撮影すればその被写体に負けない写真を撮る事が出来るのか、随分と試行錯誤していた。その時に閃いたのが「薔薇こそマクロレンズ!」だった。私は広角レンズの風景ばかりに因われ過ぎ、最も基本的な事を忘れていたようだ。

 地面ギリギリに咲いているパンジーなどと違い鋭い枝を持つ薔薇だから、無理な姿勢を必要とする事もなく撮影そのものは意外と苦労せずに済んだ。限界ギリギリまで寄って撮るのも良いが、被写体が何なのか?と分からなくなるほど寄ることはせず、被写体との丁度良い距離感を保つ事が大事であると思う。

 そして私がいつも心掛けている事は「自分が被写体になる」という事。自分が花だったらどのように撮って貰いたいか、と被写体の気持ちになってみる。これは相手の気持ちに立って考えるという、コミュニケーションのあり方にも通じる事である。普段忘れている事や気付かなかった問題点など、レンズを通してカメラは色々教えてくれる有り難い相棒でもある。

Nikon D810,Mモード,WB晴天,ISO100,SS/20秒(電子先幕シャッター),f/16,VR 16-35mm f/4G

 

 

 隅田川に架かる橋が幾つあるかは知らないが、その殆どは夜になると華麗にライトアップされる。そんな複数ある橋の中で最も気に入っているのが、この『新大橋』。スケールの大きなレインボーブリッジとは比較にならないが、どことなくミニサイズのレインボーブリッジと言ったところか。

 橋を見るとそこには夢や希望と言った想いを連想するがそれは橋の持つ役割にあるだろう。こちら側とあちら側を結ぶ生きる意味に於いて最も重要な役目を果たしているからだ。この世とあの世を結ぶ(隔てる)のも橋である。私は過去に何度か三途の川を渡りかけたが、後ろから私の名前を呼ぶ声に引き戻されたのである。

 サイモン&ガーファンクルが歌う名曲『明日に架ける橋』は、人生は苦難の連続であるが、一人で悩まず僕を頼って欲しい、君の傍らにはいつも僕がいて君を見守っていると…。と歌っている(勝手に解釈)。そんな想いを浮かべながらの夜景撮影だったが、三脚を使用した長時間露光のコツを掴み始めた中の一枚だった。橋と灯りの光芒に拘っていたため、橋の上からの撮影をすっかり忘れていた。

 

 

Nikon D810,Mモード,WB晴天,ISO80,SS1/バブル,f/16 Nikkor 20mm F1.8G ED

 

 

 皆さま、新年明けましておめでとうございます。とは言え、爆発的感染拡大が年を越え、未来を暗闇の坩堝へと誘っているよに思え、心から「おめでとう」と言えない自分がいるのも確かである。大晦日の東京は感染者が1300人を有に超え、そしてまた全国の感染者も4000人以上と過去最多となった。ウイルスは市中に拡大し家の外に一歩足を踏み出せば感染のリスクは至る所に存在している。

 まるで空気感染しているのではないかとさへ思えて来る。諸外国のように大都市圏、特に東京はロックダウンしか感染を阻止する手立てはないような気がする。そして更に懸念されるのが国内でも既に感染者が出ている変異種の存在は実に不気味である。令和3年が一体この先どうなってしまうのか、「神のみぞ知る」が現実味を帯び困難と苦渋の冬がまだまだ続くのである。

 だが然し、日本人は世界で最も忍耐強い人種である。このコロナ禍を図太く生き抜き、人々の心に必ずや希望の灯りを点す日が来る事を信じている。何としてでも医療崩壊だけは避けなくてはならない。全ての人々の気持ちが一つになれば嵐の去った静かな日常が再び戻って来る事だろう。

※写真は12月27日、撮影を兼ねて訪れた神田神社(神田明神)。『コロナ収束』を祈願し、幸先詣でとした。今月、コロナが少し落ち着いて来たらまた改めて別の神社へ訪問し再初詣を計画している。この一年が皆さまにとって心の温まる年になるようお祈り申し上げると共に本年も宜しくお付き合い頂ければ幸いに存じます。

 

Nikon D700,Mモード,WB曇天,ISO640,SS1/200,f/4,VR 16-35mm f/4G

 

貴方と私が触れ合う場所は

いつもこの橋

ふれあい橋

橋の向こうで手を振る貴方と

橋のこちら側から

笑顔を送る私

二人の心と身体が触れ合って

橋が真っ赤に染まって行く

 

 

 この写真は今年3月、D700で撮影したもの。私お気に入りの撮影スポットは都内に幾つもあるが、この橋がある天王州アイルも好んで訪れる場所。デートスポットとしても人気があり、老若男女問わず仲の良いカップルをよく見かける。この時季は新型コロナが感染拡大中だったため、人影は殆どなかった。

 浜松町駅からモノレールに乗れば10分足らずで天王州アイル駅に着く。運河の上を走るモノレールから眺める景色も良いのだが肝心の撮影が出来ない。徒歩ならばJR品川駅の港南口から20分も進めば目的地に到着する。但し、この地域全体を歩いて周ると最低でも1万5千歩ほどになる。この『ふれあい橋』を撮影した日は軽く2万歩を越えていた。あの広大な昭和記念公園でさえ、2万歩までには達しないのだが、品川駅~天王州アイル間の往復も含めて2万歩ということである。

 三脚を使うようになってからは、多い時で1万5千歩程度。この場所で三脚を使用しての夜景撮影はまだ行っていないので近日中にトライしようと思っている。