紫陽花と言えばやはり梅雨(雨)のイメージがぴったり。だから本音を言えば雨の日に撮ってみたかったのだが、低い位置に咲く花はどうしてもローアングルからの撮影になる。身体をかなり低くして目線と同じ高さを維持しなくてはならない。花を撮る時は毎度の事なので慣れているつもりでも身体が中々言う事を聞いてくれない。歳を重ねて行く内に体力も落ち体幹も鈍って来ると日常の生活だけでなく写真撮影にも影響が及ぶ。普段から筋トレやストレッチなどして出来るだけ筋力を維持して行きたいのは山々なのだが…。
雨で濡れた地面に膝を着いたり時にはしゃがみ込んでの撮影になるとやはり雨の日の撮影は避けたくなる。雨の日こそ艶っぽい紫陽花をカメラに収める絶好のチャンスなのでいつかは雨に濡れた紫陽花に挑戦したと思っている。
今年も昨年と同様、白山神社へ行って来た。6月6日~6月14日の期間は『文京あじさい祭り』が開催され多くの訪問客で賑わう事は分かっていたので、開催中は混雑して撮影に集中出来ない事が予想されたため、開催前日の5日に行って来た。会場となる白山神社及び神社裏手に隣接する白山公園ではイベントの準備が着々と進んでおり、想像以上の人出だった。TBSのワイド番組『ゴゴスマ』のリポーター(奥平さん?)も取材に来ていたようだ。
肝心の紫陽花だが、前回と殆ど同じ時季だったのだが、まだ開花していない株も多くあり、期待外れの感が否めない結果となった。それでも何とかして紫陽花特有の魅力を探すため、さほど広くはない会場を3回ほど歩き回った。そう言えば昨年はベンチに座ってベースギターを弾いている少女に出会い写真を撮らせて貰った事を思い出したがあれから早いもので一年が経過した。
梅雨空の下
淡い光を放ちながら
雨を待つうら若き乙女のような君を探し回り
いつしか疲れ果て深い眠りに着く
青は静かな想いを語り
紫は秘めた記憶の欠片を残し
桃色は安からな休息を与え
寄り添う無数の花びらが
ひとり一人の心に寄り添う詩のように
季節がページをめくるたび
六月の風景にそっと一篇の贈り物を咲かせる




