緊急入院 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

入院中の人物、点滴、夜景の映り込み

病院食:ポタージュ、ヤクルト、ピーチゼリー

点滴バッグと医療用点滴スタンド

男性、入院、病院、顔出しなし、マスク姿

医療器具と眼鏡、入院生活

 

 

 

 心不全以外(検査入院除く)で緊急入院するのは今回で2回目となる。事の発端は2月2日の歯科受診。10年ほど前に作った差し歯の根っこに膿が溜りかけておりその治療を受けた。その2日後辺りから左下の治療した顎に違和感があり、日増しに痛みと腫れが酷くなって来た。口を開けるのも辛く食事が殆ど摂れない状況になってしまった。以前、蜂窩織炎になった事があるが、その時と状況が似ていた。9日に歯科外来を予約してあったためそれまで我慢しようと思ったのだが流石に痛みに耐え切れず7日に救急外来を受診。
 入院の可能性があったため、荷物を準備して三井記念病院へ向かった。外は凍り付くほどの寒さで雪が舞い始めており、神田川に架かる橋を渡った辺りで気分が悪くなったため深呼吸を繰り返しやっとの思いで病院に到着。入り口で血圧を測るとなんと190-105と出た。その数字にびっくり仰天して血圧計が壊れているのではと思ったくらいである。こんな高い数値が出たのは生まれて初めての事だったので不安が一気に募って行った。治療室に入ると早速点滴が始まり、入れ替わり立ち替わり数人の医師が診察に来た。動悸・息切れの事も伝えてあったため、循環器の医師が診察。心エコー、X線、心電図、そして両腕から何度も採血。
 その結果、痛みによる炎症反応は高いが心不全の兆候は見あたらなかった。血圧が上昇した要因は痛みによるものと思われた。暫くして歯科の医師が2人やって来て口の中を調べた。その後、抗生剤のサワシリン8錠を一気飲みし歯科外来へ移動。膿を取り除く作業に入った。私は入院の希望を伝えたがそれは却下された。重い荷物を持って凍り付く寒さの中を自宅へと戻った。そして9日の午後、歯科受診。痛み・腫れとも全く収まらず何も食べられない事を告げた。治療の後、血液検査を受けるように指示。その結果を待合室で待っていた。30分ほどして呼ばれ結果を聞いて唖然とした。「神戸さん、INRが4.8です…」医師は直ぐに循環器に電話を入れその事を告げると急遽、循環器を受診する事となった。2時間余り待たされ、漸く名前を呼ばれ診察室に入ると20代後半と思われる若い医師が神妙な面持ちで「入院ですね…」と告げられた。私の場合のINR(ワーファリン・血液が固まるまでの時間)数値は2.1~2.5辺りであるため、4.8は脳出血のリスクが危険な状態まで高まっている事を示していた。入院については一度断られていたため、まさか入院になるとは予想外だったため、なんの準備もしておらず今日このまま入院は出来ないと伝え、相談の結果、2月10日の入院が決まった。病室は15偕の一般病棟。病室に入ると久しぶりに故郷へ戻ったような気がした。腎臓もかなり悪くGFR13%。口を開けて喋るのも辛いので食事は流動食。スプーンが付いてきたがストローで胃に流し込んだ。その日の内に歯科に呼ばれ膿を排出するため、ドレーンを留置。ワーファリンは一旦中止となり、採血の結果で量を少しづつ元に戻す事となった。心不全ではないため、歩行は院内フリーであった。ワーファリンの効果が安定すれば1週間で退院出来ると思っていたがそれはあまかった。INRが中々上がって来ないのである。一日置きに採血するので、両腕とも注射痕だらけとなった。同部屋の男性2人の鼾が大きくてまともに眠る事が出来ず、日中ウトウトする事が多かった。入院から1週間過ぎた頃から漸く痛みから解放され、流動食から五分粥、全粥へと変わり、退院3日前から常食となった。そしてINRも漸く安定(2.2)し、予定より5日遅い25日に退院となった。今回の入院でエナラプリルマレインという薬が追加されたが、心臓と腎臓を保護する働きがあるそうでとても有難い薬である。因みに救急外来時のINRは3.1だった…。