彼女は未来のベーシスト♫ | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

 

 

暑中(残暑)お見舞い申し上げます。

 

 今年は梅雨の期間が短く異常と思えるほどの暑さが6月頃から続き、撮影ライフにも大きく影響する日々で7月は僅か1回のみに終わってしまった。8月2日は一ヶ月振りの撮影で戸田側の花火大会へ出掛けたが、なんとレンズ選択を間違えると言う初歩的ミスで人様に見せられる花火を撮れず惨敗に終わった。初めてバブル撮影をしてみたがやっぱり花火は難しいと痛感した。だが、この悔しい経験を未来に活かしていつかリベンジしたいと思っている。
 笹目橋を渡る手前の登り坂、荒川土手の登り坂…あまりにしんどくて呼吸が止まるかと思った。荒川の波消しブロックの上で帰り支度をしている時、レリーズを暗闇に落としてしまったようで紛失。何だか撮影もマトモに出来ず踏んだり蹴ったりの散々な一日だった。ただ一つ収穫はあった。昨年と同じ場所で出会った中国人夫婦と再会、私のペースメーカーの事を覚えていてくれてとても気に掛けてくれた。優しい人に出会うととても心が救われる思いだ。そしてその場所に先に来てカメラを構えていた50代くらいと思われる男性は山岳カメラマンのようであった。撮影について色々とアドバイスを頂き感謝。
 前置きが長くなってしまったが、今回の主役はこちらの少女。白山神社の紫陽花を撮りに行った時の事である。神社の裏手にさほど広くない公園があり、滑り台やブランコも設置されていて近所の子どもたちの遊び場にもなっている。もちろん紫陽花も公園の至る所に咲いており、紫陽花の季節には結構賑わっているようだ。そんな公園の一番奥まった所にベンチがあり、そこに座ってベースギターの練習をしている女性を発見!。ポートレート(人物)特に女性を撮る機会は滅多にないので「これはシャターチャンス」と思い声を掛けた。
 歳はおそらく18~20歳くらいだと推測した。いきなり「写真を撮らせて」と言うのは相手を驚かせてしまうと思い、音楽や楽器の話題を交えながら会話をした。私自身、30代前半の頃にベースギターにはまり、独学で毎日練習に励んでいた。楽譜を読めないので好きなジャンルの曲を聴きベースの音だけに集中し耳コピした。その当時、チョッパーベースが流行っていたので私も真似して指をパンパンに赤く腫らしていた。
 彼女にその辺りの話題を振ると良く知っているらしく、会話が弾んだ。そして気持ちが解れた辺りで撮影を始めた。彼女に伝えた事は「出来るだけカメラを意識せず自然にいつも通りに」と言う事。プロのモデルならいざ知らず、カメラを向けられる事も初めてのようだったので、緊張しないよう多少の気遣いをしながらシャッターを切った。撮った写真をその場でモニターで見せるととても喜んでくれた。そのモニターの画像をスマホで撮らせて欲しいと言うので、SNSのアカウントを教え数日後DMに添付して送った。それにしても黒いベースギターカッコ良かったなぁ。まさに青春真っ只中と言う感じ。自分も18歳の頃はアコギを弾きまくって付き合っていた彼女に歌を聴かせてあげていたっけ。自分が使っていたベースギターは息子にあげてしまったけれど。