ドラマ『オールドルーキー』ロケ地! | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

 

 

 

Nikon Z7Ⅱ,Mモード,WB曇天,ISO200,SS/10秒,f/16 LAOWA FFⅡ 14mm f4.0 

 

 主演の綾野剛がこの公園でランニングしている場面を何度か観た。TBSの日曜劇場『オールドルーキー』のロケ地となっている豊洲ぐるり公園。私が撮影に行ったのは5月2日で入院する1週間ほど前。この場所がロケ地だと知る由もなく、雨上がりの公園をカメラに収めたかったその一点のみが目的だった。
 雨が降るかどうか全くの賭けであったが、目的地に着いた頃は灰色の雨雲が低く垂れ込め、今にも泣き出しそうな空模様だった。この公園は東京湾に流れ込む晴海運河に沿って、長い直線の整備された散歩道がレインボーブリッジ方面に向かって走っている。ここを訪れる人は余り多くなく、天気の良い休日にバーベキューを楽しむ人や釣り人たちで多少賑わうが、この直線の道をトレーニング場所としてジョギングやランニングで汗を流す人たちくらいが目立つ程度である。
 公園の風景を撮影しつつ歩いている内に薄暗い空からポツポツと待望の雨粒が真珠のように落ちて来た。カメラ本体は多少濡れても平気だが、レンズは以前紹介したLAOWAで殆どがアナログレンズ、しかも防塵・防滴一切なしなので、レンズを守らなくてはならない。カメラは既に三脚に取り付けてあり、それを担ぎ右手で傘を指して雨を凌いだ。だが然し、風も強くなり雷鳴も轟き始めた。傘が殆ど役に立たなくなった。この公園は雨風を凌ぐ場所が殆どないため、豊洲大橋をひたすら目指した。雨の日の情景もカメラに収めたかったので、多少濡れるのは覚悟の上でシャッターを切った。
 雨風は益々強くなりまるで大嵐の様相だった。真っ黒い空に青い閃光が走り、雷鳴が空で暴れていた。橋の下にいても風で雨が吹き込んで来た。レンズにビニール袋を被せ、雨を防いだ。30分ほど橋の下にいただろうか、その内、雨は小ぶりになり雷鳴もいつの間にか遠ざかって行った。雨雲が去り空は白い雲へと変化して行った。目的通り、雨上がりの公園(夜景)を何枚もカメラに収める事が出来た。