Nikon D810,Mモード,WB晴天,ISO125,SS/20秒(電子先幕シャッター),f/22 SAMYANG14mm F2.8 ED AS IF UMC
この隅田川の夜景写真は昨年3月、一眼レフのD810で撮影したもの。レンズはサムヤンの単焦点14mmを使用。以前、絞り羽の枚数と光芒の関係について解説したが、同じ枚数でも単焦点とズームレンズとでは光芒の現れ方が明らかに違って来る。やはり単焦点レンズの方が美しいと私は思うがこれは個人によって好みが分かれるだろう。
カメラに詳しい方であればご存知だと思うが、単焦点レンズのメリットを上げると、とにかく画質が良い。明るいレンズほど背景のボケが美しい。コンパクトなレンズが多く軽いし持ち運びが楽…等、まだまだあるが、デメリットも勿論ある。焦点距離が固定のため不便。撮影範囲が限られる、少し距離のある被写体を撮るには自分から近づいて撮る必要がある…等。
そして何と言っても単焦点は写真の練習に最適なレンズでもある。単焦点を使いこなせるようになれば撮影技術の上達も早くなる。超低価格なサムヤンはロングセラーな製品でその価格とは思えぬほど高い解像度を誇る。特に夜景の撮影には最適な1本であるが、私はミラーレス一眼購入資金のため手放してしまい今頃になって少し後悔している。
SIGMAも好きなレンズであるが現時点でZマウントの製品が出ていないのが残念だ。超広角レンズの単焦点で最も使いやすいのが20mmクラス。風景だけでなく花などや小物などのアクセアリー類を撮る時には背景の玉ボケが実に美しく撮れる。ミラーレス一眼の軽さには随分助けれているが、時々あの重いD810の感触を手が覚えており、郷愁に駆られたりしている…。


