NIKON Z7Ⅱ,Mモード,WB曇天,ISO64,SS1/40秒,f/7.1 Z14-30mm f/4 S
燃える夕陽に手を翳し
さよなら告げる
涙のしぶき
運河を渡る船の影
水の波紋に心も揺れて
走る去るのは
貴方への想いと
夕陽に染まる二人の影
二度と戻らぬ
わたしたち
過ち諌めて日が暮れる
京浜急行の立会川駅から徒歩数分の所に『しながわ花海道』があり、四季を通して色とりどりの花を散歩がてら楽しむ事が出来る。その道を鮫洲試験場方面へ20分ほど歩くと、勝島運河に架かる鮫洲橋に出る。この夕景はその橋の上から撮影。真っ赤に染まる夕陽とその下をタイミング良くその日の仕事を終えたタグボート(曳船)が係留場所の『船だまり』へと帰港して来た所を捉えた。美しい航跡が左右に拡がり大きな波紋となって行く。そこに夕陽の赤が反射して現実離れした美しさを醸し出していた。その神秘的な風景に私は何度もシャッターを切った。
橋の上に1時間近くいたと思うが、はっきりとは覚えていない。同じ場所から撮った写真が50枚以上ある事から時間の経過とともに変わりゆく自然が織りなす一期一会を根気よく納得出来るまで追い求めていたのだと思う。
誰そ彼時は美しいけれども、その反面何処か悲しく哀愁を抱かせる。それ故、出来上がったポエムもやはり『終わった恋』或いは悲恋がテーマとなって来る。撮影している最中に空から言葉が降って来る…そんな感じで詩が生まれる訳である。

