アップグレードの夏。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

Nikon D810,Mモード,WB曇天,ISO64,SS/2秒,f/4 VR 16-35mm(三脚使用)。

 

 

 一眼レフカメラでの写活も9月で1年になる。最初はスマフォのみでスタートしたが、スマフォの限界を感じ、Nikon D700を購入。カメラの知識は全く無かったが、兎に角、何枚も撮影する事が上達の近道という事で、ひたすら撮りまくったこの1年だった。

 D700に不満はなかったが、3月中旬、静岡の息子から『写真展』の話が舞い込んだ事から「ならばもっと解像度の高いカメラを」をという事になった訳である。候補としては手軽なD610,750を考えたが、「それではD700と大差ない」と、息子からのアドバイスを受ける。であれば800シリーズから選ぶ事となるが、D850は中古でも20万以上するため、大幅に予算をオーバーしてしまうため候補から消えた。

 ネットで800,800E、810等を調べていると、D700を購入した『サイトウカメラ』にD810が2台売りに出されており、金額も12万と予算内だったため、早速電話を入れ留め置きしてもらい翌日、大和市のサイトウカメラへ。2台の内、状態の良い方を見せてもらい、手に取るとD700より僅かに軽く小さい!自然と手に馴染んで来るのである。

 そして驚いたのはシャッター回数が4千と殆ど使い込まれておらず、外観も殆ど傷もなく超目玉の掘り出し物であった。中古の場合このような美品は直ぐに売れてしまうものだが、この810はまるで私の為に待っていてくれたような気がした。

 想像以上に良いカメラを手に入れれば早速撮影したくなるのだが、例の『コロナ騒動』で実際にD810で撮影出来たのは購入後1ヶ月以上経ってからであった。撮影を重ねて行く度にD700との違いを実感している。アップした隅田川と橋の写真は初めて三脚を使用しての夜景撮影となったのだが、慣れない事もあり、三脚の足を伸ばしている時に自宅を出る前に怪我した左手のひらの絆創膏が剥がれ、傷口がぱっくり開いてしまい左手が真っ赤な血で染まってしまった。

 それでも撮影を止めず、左手をタオルでグルグル巻きにして止血し、撮影を続行。これがまさに『血の滲む思い』である。最近は三脚を使用しての夜景撮影にのめり込んでいるため、帰りが23時を過ぎる事もある。先日、若洲海浜公園へ行ったのだが、約5キロのカメラ機材を担いで1万8千も歩いたので流石に2日間は疲れて何もやる気が起きなかった。