恋愛をテーマにした曲は数多くあるが、その中でわたしが最も気に入っている歌が、高杉さと美が切々と歌う『百恋歌』である。
彼女は、映画『西遊記』のイメージソングに使われたシングル『旅人』で歌手デビュー。2007年に日本有線大賞・新人賞、日本レコード大賞・新人賞、ベストヒット歌謡祭2007新人アーティスト賞などを受賞し、新人歌手としては出来過ぎるほどの輝かしいデビューを果たした。
『旅人』はオリコンチャート10位、『百恋歌』は20位とヒットしているので、この曲を聴いた事がある人多いのではないだろうか。
2枚目のシングルとなった『百恋歌』は四季折々の自然を背景にして、切ない恋心を胸の奥に秘めながら、哀愁たっぷりに歌い上げる彼女の艶のある美声に人の心を魅了するメロディが重なり合って、恋に落ちている人ならば瞳に涙が溢れてくるのではないだろうか。
わたしも恋愛をテーマにした詩は得意分野であり、『詩集・天国の地図』に収められている中にも恋愛を率直に表現した作品が幾つかある。
『雨』『過ち』『偽りの蒼い空』『優しさ』などはその代表である。天国の地図には4人の女性が登場するが、わたしは女性と一年以上付き合った試しがない。
このように書いてしまうと、わたしが如何にもプレイボーイ(遊び人)のように思われてしまうが、決してそうではない。
天国の地図はわたしが20歳から28歳の間に書いた62篇の作品からなる、わたし自身の青春そのものである。
20歳と言えば多感な年頃でもあり、一目惚れするタイプのわたしは恋多き時期でもあった。一旦好きになると相手にのめり込む性格で、恋の渦に巻き込まれ自分自身を見失ってしまう危うい部分も持っていた。
意外と相手の女性の方が大人であり冷静さを保っていたりする。おそらくこれはわたし自身が母親の愛情を知らずに育ってしまったため、相手の女性に母親像を重ねてしまった結果ではないかと思われる。
男女関係の難しさを自分なりに説いている作品が『男と女』である。恋の数が多い分もちろん失恋も多かった。
記事タイトルにある『作詞に挑戦』と言うのは、詩は書けても詞が書けないのはどういう事かと、自分に問いただし、この分野も自分の持てる言葉をぶつけてみようと思ったからである。
この『百恋歌』を何度も聴いているうちに、これは自分の持つ詩世界にも通じていると思われた。作詞が出来あがった時にはそれにメロディも付けてみたいと思っている。幸いわたしはギターが弾けるので、それほど難しい事ではないが他の方が作曲をしてくれても構わない。
そして、それを歌ってくれる人物が現れれば尚一層うれしく思うし、CD化されれば作詞家としてもデビュー出来るのではと、大それた野望すら抱いてしまう。
自分の命がある限り、人は様々な事に挑戦してみるべきだと思う。失敗や成功などの結果は関係なく、それをやり遂げる事に意義があると思う。
この『百恋歌』のPVも実によく出来ており、曲のエンディングでは高杉さと美が、水の中を泳ぐシーンが出て来る。それはまさに『プールサイドの人魚姫』だと勝手に感動してしまった。