21日夜、元キャンディーズのメンバーだったスーちゃんこと田中好子さん(55歳)が、乳がんのため死去した。
女優としての実力も映画「黒い雨」で実証済みであり、現在の映画界やTV界になくてはならない存在だっただけに彼女の突然の訃報に業界関係者のみならず、多くのファンが悲しみの淵に佇んだ。
わたしは特にキャンディーズの大ファンと言うわけでもないが、3人のうち誰が好きかと問われれば「スーちゃん」と応える。
それと「やさしい悪魔」「アン・ドゥ・トロワ」の2曲はお気に入りだ。この2曲とも吉田拓郎の作品でもあるからだが、拓郎自身もまたキャンディーズのファンであった。
拓郎のアルバム「大いなる人」の中に収められている「アン・ドゥ・トロワ」は、キャンイデーズのそれとは若干異なっている。ラストの「も~戻~れ~ない~」の部分を「さよなら~キャンディ~ズ」と置き換えており、拓郎のキャンディーズに対する熱い想いが伺われる1曲だ。
キャンディーズやピンクレディと言ったアイドルグループと共に同じ青春時代を送った人々にとって見れば、彼女らのファンでなくとも、記憶の底に焼き付いている数々のヒット曲を知らず知らずの内に口ずさむ事もあっただろう。
スクールメイツから抜擢され、その後にNHKの新番組「歌謡グランドショー」のマスコットガールとして「キャンディーズ」は誕生した。
デビュー当時のメインヴォーカルは最も歌唱力のある「スーちゃん」田中好子であった。
キャンディーズ解散後は3人がそれぞれの道を歩んだが、「女優」として開花した彼女の存在は低迷する日本映画界に明るい兆しを齎すものであったが、結婚と言う最大の至福とも言える人生の岐路の途中で病魔が芽生え、彼女の身体を蝕み始めていた。
人生とは想定外の連続である。今日と同じ明日は二度来ることはない。スーちゃんの死によって、また一つわたしの青春が終わったのだと思う(合掌)。
