日本ほど政治の安定しない国も珍しい。別次元から視点を変えて見れば、北朝鮮の方が遥かに安定しているだろう。総理の名前や顔を覚える暇もないほど、国のトップが入れ替わる。不安定極まりない政局と政治家たち。
相手の顔がはっきりしないから、本気モードになれない諸外国にとっても悩みの種の一つと言える。ジェットコースター並みの急降下を見せる民主党の支持率は今が底ではないだろう。長きに亘った自民党からの脱却を国民が突きつけた政権交代。あれは陽炎か夢か幻だったのか。
威勢の良かった野党時代の民主党が妙に懐かしい。吼えまくる自民党も漸く野党らしくなって来たが、与党たる民主党の具合が実に良くないのだ。一国を背負う事の厳しさに喘いでいるようにも見える。尖閣諸島を巡る一連のビデオ流出問題から始まった危機管理意識の低さを露呈し、更にはロシアの北方領土問題でもメドベージェフ露大統領の土足でズカズカと遠慮なしの意表を突く訪問に手も足も口も出なかった。
「元気な日本を復活させる」がキャッチフレーズだった民主党、日本が元気になる前に自分たちの支持率回復が急務。しかしながら、菅内閣の足を引っ張る閣僚たちの問題発言が連発し、職務を放り出して逃げ切りたい菅さんも頭を痛めている。
問責決議、辞任、罷免などの言葉が飛び交う国会を混乱させている二人の閣僚、柳田法務大臣の「個別の事案についてはお答えを差し控えます」「法と証拠に基づいて適切にやっております」発言。国会答弁軽視どころか国民をバカにした配慮の欠片もない、そして自分の立場を何も理解していな軽率な言葉を笑顔の解説付きで「国会=国稽」を暴露。
気の緩みが本音トークに繋がったとしても、自分の放った言葉が日本中を伝播して、自分自身が窮地に立たされる事を思い浮かべなかったのだろうか。
本音を言いたい政治家は他にも大勢いるだろうが、皆さんそれをじっと堪えて胸の内に押さえ込んでいる。それを吐き出すのは家族の前だけにして頂きたいものだ。
そして仙谷氏の自衛隊「暴力装置」。仙谷さん自身が「暴力発言」で国会を怒号飛び交う「暴力国会」に塗り替えてしまった。
国民の眼から見れば「目糞鼻糞を笑う」で纏まりのない国会運営にうんざり。民主党に政権を委ねたことが裏目に出ている今日この頃…溜息しか出ない。