ガッツだぜ!朝青龍。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-座布団

大相撲秋場所、白鵬13勝1敗、朝青龍14勝で迎えた千秋楽。

渾身の立会いで朝青龍が白鵬の前に投げ出された。

どよめく両国国技館に座布団が飛ぶ。

相撲解説者でさえこの千秋楽の展開を予想してはいなかったし、朝青龍の連勝を一体誰が想像していただろうか。

そして迎えた優勝決定戦。

失敗は二度繰り返さない朝青龍と、リベンジに燃える白鵬の力相撲。

優勝決定戦では圧倒的に有利な朝青龍の前に、白鵬の野望は費えた。

他のスポーツと違い、相撲に防御はない。

守りに入れば負けてしまうし、常に攻め続けることが最大の防御でもあり勝つ事に繋がって行く。

朝青龍と言えば、過去にトラブル続きで相撲界の問題児でもある。

わたしも散々彼について記事を書いてきたが、どこかで彼を応援している自分がいる。

ガッツポーズに批判が相次ぎ、横審の苦言が逆に土俵を汚しているとさえ思う。

外国人力士が人気を独占し、彼ら無しには国技を支えられない相撲界が本当は朝青龍のガッツを喜んでいるように見えて仕方がない。

相撲の範疇を超えている朝青龍は自然児だ。

彼の生まれつき持っている闘争本能は誰にも変えられないし、その姿が身体に現れているだけ。

本当は他の力士たちも「ガッツポーズ」をとりたいと思っているのかも知れない。