赤ちゃんを生む場所は設備の整った病院が一番安心だが、人によっては自宅、或いは助産院での自然分娩を選択する女性もいる。
因みにわたしは自宅で産まれた。とり上げてくれた助産婦は「竹中ちよ」さんという。
体重3200gの健康体だった。しかし、それが今では病気だらけで闘病生活も長くこれからも死ぬまで病院や薬に頼らなければならない。
先日、東京都内7ヶ所の病院で受け入れ拒否された妊婦さんが死亡した。
その内容を新聞などで知り、痛ましいくやり切れない事故だと思った。都立墨東病院といえばわたしの住んでいる所からそれほど遠くないし、過去に子どもが喘息の発作を起こした時に連れて行った記憶がある。
記者会見の内容で皆さん既にご存知と思われるが、妊婦さんの死因は「脳内出血」の手術ということであったが、これもやはり不幸が重なって起きた事故と判断してよいものかどうか迷う。
過去に「たらい回し」について記事を書いた時、100を超えるコメントが寄せられた。
たらい回しの経験者、そして医療従事者からのコメントだが、その半分は記事に対する批判であった。
わたしも救急車に乗った経験があり、病院に搬送されるまでの恐怖はよく分かっている。
ただ、現在の医療体制が不十分であることも理解しつつ、記事を書いていかなければならない。
片方に偏ることは避け、病院・医者、そして患者の立場から視点を変えてこのような問題をどのように解決して行かなければならないか、皆さんからの意見を伺いたいと思う。
まず、子どもは世界の宝物であることを基本に置かなければならない。
安心して子どもを産み育てる環境作りは年金の問題より重要課題ではないかと思う。
このままの状態が今後も続くようであれば、少子化は更に拡大し子どもの笑顔が街から消えるのもそう遠くはないだろう。
医療崩壊の原因を作ったのは厚生省、政治家であるが、過ぎてしまったことを嘆いても進展は見込めない。
教訓として活かしつつ、発展的なコメントをお待ちしております。