オリンピックを目前に控えた中国で起こった「バス連続爆破事件」。これは明らかにオリンピックを妨害するための無差別テロであると思われる。世界中に恐怖を植え込むには十分過ぎるほど効果があった。
中国当局は懸賞金まで出して犯行グループを突き止めようとしているが、かなり動揺している事は隠せない。
多民族国家の基盤がこれほど脆く、危うい面が露骨に表面化した結果かも知れない。
北京からはかなり離れた雲南省昆明市で起こった事件であっても、距離の問題ではない。
これがオリンピックを狙ったテロの予行演習だったとしたら不安は更に広がり、オリンピックに参加する選手や開催を見学する人たちにとっても大きな打撃である。
仮に犯行グループが逮捕されても、テロリストたちはボウフラの如く次々と湧き出てくる。
いくら叩いても焼け石に水である。
今回の犯行グループがアルカイダ組織に加担するグループだとしたら、更に事は厄介。
オリンピックに向けて自爆テロを計画しているとしたら、平和の祭典はまさに地獄の祭典と化するだろう。
オリンピック会場を中国人民軍の兵士でバリケードでも作って守る積りなのだろうか。
そんな中で競技が開催されても、選手たちは不安でベストタイムなど出るはずがない。
食の安全や環境問題はおろか人命に関わるような事態が次々と起こる国で、オリンピックは果たして成功するのだろうか。
開催中に何が起こるか分からないような国でのオリンピックはごめん蒙りたいと言うのが本音である。