中国製毒入り食品は無差別テロ。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

毒物

中国「天洋食品」製品の毒入り餃子から始まり、次々と同じ様な殺虫剤入り冷凍食品「しめさば」「青島ニラ肉焼まん」「冷凍とんかつ」など、食品業界が大打撃を受けている。昨年から続く偽装食品に追い討ちをかけるような不祥事が留まることを知らない。
極めて危険度の高い「メタミドホス」の混入については、中国、日本両者とも責任の擦りあいが続いているが、北京オリンピックを控えている中国にとって、この事件を認める訳にはいかない。
日本国民が知りたい真実が一体どこにあり、責任は誰が取るのか消費者からみれば、全ての冷凍食品が毒物に見えて不安だらけの食生活を強いられている訳である。
被害者は国民であるのに対し、安全管理を怠る食品メーカーへの厳しい処罰もいまだ決定しておらず、今回の事故(事件)も解決の糸口すらいまだ見つからない。
消費者の食卓をパニックに陥れる状況は方法が違えどまさに「無差別テロ」と呼んでもいいだろう。
例えば、オウム真理教の残党が、中国の食品メーカーに資金を提供し、社員を金で抱え込み、毒入り食品を作らせたと言うシナリオも想定出来る。
或いは天洋食品に恨みを持つものの犯行とも読み取れる可能性も捨てきれない。
どちらにしろ、中国当局と日本が隠し事をせず、オープンな形で誰もが納得出来るよう、捜査協力を団結して当たらなければこの事故は永遠に解決することはないだろう。
置き去りにされるのは常に消費者であり、彼等捜査局の人間は自分達のプライドと地位だけを重要視しているように思えて仕方ない。消費者の悲痛な思いが届くことはまず過去の例を見ても期待は出来ない。
だからといって、我々はそれを諦めてはいけない。真実が明らかになるまで、この事件を忘れないでいることが大切である。